2019年3月 博士課程後期課程修了
金沢星稜大学経済学部に助教として勤務

牧野 耀さん

修了生

MESSAGE

「誰にでもわかること」からどう探求するかが問われる時代
大学院での学びはより重要になると思います

研究とは、知識を得ることだけではなく、
新しい知識を生み出すこと

立命館大学経済学部のゼミで経験した企業とのプロジェクト型活動が楽しかったことと、研究とは知識を得ることだけではなく、新しい知識を生み出すことだということを知って興味を持ったことから大学院へ進学しました。
私の専門分野はデザインとマーケティングです。企業によって提案された顧客経験が、新製品やサービスの普及にどのような影響を与えるかについて主に研究しています。前期課程では、カメラつき携帯電話の普及事例について研究しました。今では当たり前となったカメラつきの携帯電話は、後発メーカーによって開発されたものです。撮った写真をその場で送り合うという、当時としてはまったく新しいコミュニケーションの方法はどのように普及したのか、ターゲットである女子高生を中心とした若い女性に対し、製品のデザイン、CMの表現などを通してどのような経験を提案したことによって世の中に広がったのかを理論的に説明したものです。

アカデミックな研究方法論を身につけるため
補助金も活用して多くの先生と交流

大学院への進学を決めた時から、後期課程にも行き、修了後は研究の道に進むことを考えていました。そのため、後期課程はアカデミックな研究方法論をしっかり身につける修行の時期にしようと考え、前期課程での仮説を裏付ける作業を地道に進めると同時に、色々な先生の発表を聴いたり、ディスカッションさせていただいたりする機会を多くもつようにしていました。
立命館大学経営研究科には幅広い分野の先生がおられ、それぞれ異なる考え方をお持ちなので、色々な視点を見つけることができたのは私にとっての財産です。また学会発表・参加への補助金があるので、他大学の先生との交流がしやすかったのもとても良かったと思います。企業と連携している先生も多く、企業の方と話をする機会を通してビジネスの感覚を身につけることができたのも貴重な経験でした。ゼミでの学問的なディスカッションと、企業の方々とのビジネス的なディスカッションの両方を行き来するのが楽しかったですし、それが、新しいヒントを得るとともに、自分の考えに自信を持つことにもつながったと思います。

研究をすることで、最新の知見を持つ
他分野の研究者と触れ合える

修了後は、大学で教育と研究に携わります。学生たちと一緒に活動することが、新しい発見への原動力になり、研究のクオリティを上げることにつながればと思っています。
研究者同士で最新の知見について話していると、「そういう見方があるんだ」と大きな刺激を受けます。研究をすることによって、違う分野の研究者とも多く触れ合えるのです。技術の進歩によって、既知のことから何に意味を見いだすか、どのように探求していくのかがより問われる時代、それに日々取り組む大学院での学びは、今後、より重要になってくると思います。