教員紹介

Tatsuya SATO

サトウ タツヤ

サトウ タツヤ
所属領域
心理学領域(博士前期・後期担当)
職位
教授
専門
文化心理学、心理学史、応用社会心理学
主な担当科目
心理学演習、人間科学プロジェクト演習
おすすめの書籍
夜と霧ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田 香代子 (翻訳) ほかは『心理学の名著30』(サトウ タツヤ (著) ちくま新書)を読んでみて、自分でこれぞと思うものを読んでみてください。

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

現在の大きなテーマは文化心理学と質的心理学です。デンマーク・オールボー大学のヴァルシナー先生たちと共にTEA(複線径路等至性アプローチ)という新しい方法の枠組みを提案しています。このアプローチによって、人間科学において対象についての過程(プロセス)を扱うことが容易になったと自負しています。 過去には、社会心理学における「社会的神話」の研究を行っていました。確かめもしないのにホントだと思って人に話をしてしまう噂話や、学問的な装いをまとった疑似科学的言説(血液型性格判断や男脳・女脳や3歳児神話など)について、その拡がり方について検討していました。学問の拡がりという意味では、心理学史も研究テーマの1つでした。

今後は、TEM(複線径路等至性モデリング)を中心に柔軟な心をもった研究者(大学教員)を育てていきたいと思っています。

研究の社会的意義について、教えてください。

最近では、ものづくり企業の方から声がかかることが多くなりました。TEA(複線径路等至性アプローチ)をもちいて、人の願いを分析しながら、よりよい商品を作っていくことができます。そのほか、TEA(複線径路等至性アプローチ)は様々な社会的事象を扱うことができますから、成果を社会に還元することが可能です。 心理学史の研究は社会と学問の関係を反省的に捉えることに他なりませんから、これも成果を社会に還元することが可能です。

この研究科でめざしたいこと、院生へメッセージをお願いします。

協力し合いながら研究を進めていく仲間を募っています。

TEA(複線径路等至性アプローチ)は心理学のみならず様々な分野で活用されており、このTEAを用いて研究を進めたい皆さんと一緒に研究していくことを希望します。分野は狭い意味の心理学である必要はありません。 また、心理学の理論(倫理や方法論を含む)や歴史について研究を進めたいみなさんと一緒に研究することも楽しみにしています。

キャッチフレーズ:ゆるやかなネットワーク、軽やかなフットワーク

著書等

  • Collected Papers on Trajectory Equifinality Approach (ちとせプレス、2017年)

  • No cover

    Making of the Future: The Trajectory Equifinality Approach in Cultural Psychology (Information Age Publishing、2016年)

  • TEMで始める質的研究 (誠信書房、2009年)

経歴・業績について