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新型コロナウイルス感染症への対応について

コロナ禍におけるジョイント・ディクリー・プログラムの運営 -2021年秋学期の対応について

2021年7月15日

アメリカン大学と立命館大学の執行部は、2021年秋学期より、JDP学生の海外渡航を再開することを決定いたしました。両大学のアカデミック・アドバイザーと事務職員が協議を重ね、2021年春学期を通じて学生にきめ細やかなフォロー(状況説明や意思確認 など)を行った結果、今回の判断に至りました。依然としてほとんどの交換留学プログラムが中止されているなか、プログラムの特性を考慮し、また、コロナウィルス感染状況と両大学の衛生・安全対策を十分検討した結果、特例として渡航を認めるものです。

これまで両大学のJDP運営担当者は、それぞれのJDP学生を対象に、学年別のガイダンスを複数回に渡り実施してきました。ガイダンスでは、両大学の運営方針、学生が選べる選択肢、それぞれの選択肢が持つ長所と短所、不確定要素について説明されました。

アメリカン大学は、国内及びワシントンDCにおいてワクチンの普及率と接種率が大幅に向上し、感染者数も減少傾向にあることを踏まえ、2021年8月から、キャンパスでの活動を全面的に再開することを決定しました。そのために、キャンパス内で活動する学生、教職員、関係企業等の従業員、また、JDPなど大学が許可した海外留学プログラムに参加する学生に、ワクチン接種を義務付けました。健康上の理由などでワクチン接種が免除されている人は、校内で繰り返しPCR検査を受ける必要があり、ワクチンを接種した人も、定期的に検査を受けなければなりません。これらの対策をもって、2021年秋学期の授業は対面形式に戻り、オンラインでの受講はできなくなります。JDPの授業も例外ではありません。  

立命館のJDP学生は、アメリカン大学の方針に関する詳しい説明を受けた後、2021年の秋学期についてしばらく検討していました。学生は、予定通りアメリカン大学で学ぶこと、休学すること、両大学で学ぶ順番を変更することを選択できます。結果、ほとんどの学生は、アメリカに渡航することを選びました。現在、アメリカン大学で学修を始める準備のために、各種ガイダンスに参加しています。

一方で、日本の状況は大きく異なっています。国際的にみても、日本では、感染の封じ込め対策、PCR検査体制の拡充、ワクチンの接種計画などに遅れが生じています。また、状況の改善を願っておりますが、7月15日現在、政府は外国人の新規入国を禁止しています。感染拡大の前に入国していたアメリカン大学のJDP学生は再入国が認められていますが、新しく立命館で学ぶ予定の学生は渡航することができません。代わりに、立命館の授業をオンライン受講すること、休学すること、両大学で学ぶ順番を変更することが選択できますが、まだ決断に至ってはおりません。

この状況を踏まえて、立命館のJDP運営担当者は、あらゆる事態を想定して準備を続けています。立命館大学は、2021年7月5日、希望する学生や教職員などを対象に、学内におけるワクチン接種を開始しました。現在、最終的な判断は決まっていませんが、2021年秋学期からの対面授業再開も予定しています。アメリカン大学の学生を受け入れる準備を整えつつ、政府の入国制限措置により渡航できない学生のために、引き続きオンライン授業も行います。

両大学のJDP運営担当者は、状況が変化し続けるなか、学生との対話を重ねながら、その都度の現状を踏まえながら学生が最適な選択肢を追求できるようサポートしてまいります。


コロナ禍におけるジョイント・ディクリー・プログラムの運営 -2021年春学期の対応について

2021年2月16日

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年秋学期、立命館大学のJDP生は、それぞれの居住地からアメリカン大学のオンライン授業を受けていました。立命館大学とアメリカン大学のアカデミック・アドバイザーは、複数回に渡って学生と面談を行い、サポートを続けてきました。アメリカン大学のオンライン授業はリアルタイムで行われることが多く、時差の大きい地域から受講しているJDP生には大きな負担です。現地時間に合わせて授業や課題に取り組みながら、日々の生活リズムを保たなければなりません。そのようなかつてない厳しい環境に慣れるため、忍耐強く、柔軟に応じてくれたJDP生の努力を惜しまない姿勢には頭が下がります。

今なお深刻な感染状況を踏まえ、アメリカン大学は、2021年春学期の方針として、科学やパフォーミングアーツなど一部の分野で対面授業を増やす一方、ほとんどの授業を引き続きオンラインで行うことを決定しました。JDPの履修科目も、ほぼオンライン授業となります。このため、アメリカン大学は、春学期は限られた学生だけを学生寮に受け入れる計画でしたが、時差の問題を踏まえて、JDP生も寮に申し込めるよう配慮しました。

この春学期の方針を踏まえ、両大学のアカデミック・アドバイザーと事務職員は、JDPの授業のあり方について再び協議を行いました。立命館のJDP生が選択できる複数の学修方法について話し合い、メリットとデメリットを検討しました。それぞれの学修方法ついて家族と相談した結果、学生は皆、2021年春学期も引き続きAUの授業をオンラインで受講することにしました。

両大学の教職員一同、JDP生にとってオンライン授業を継続する判断は、大変つらいものであったと十分理解しております。2021年秋学期以降の時期も見据えて、JDPの運営では、学生が円滑に学び続けるための支援を最優先としつつも、パンデミックの状況から生じる様々な制限や懸念にも十分配慮しながら、これからも両大学間で協力して最適な対応策を講じるよう努めていきます。


コロナ禍におけるジョイント・ディクリー・プログラムの運営について

2020年10月15日

アメリカン大学・立命館大学ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)は、グローバルリーダーを育成することを目的に開設されました。プログラムの最大の特徴は、学位を取得するため日米両国にそれぞれ2年間滞在することであり、JDPの学生は、両国の社会文化についてより深い理解を得ることができます。JDPでは、教職員が協同し、十分な準備と計画のもとにプログラムを運営しています。学生が日米の大学を行き来しながら学び、卒業時に両大学の共同学位を取得できるよう、手厚い学生支援を行っています。

2020年、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、世界各地で都市封鎖や移動制限などの措置が取られました。これにより世界中の高等教育の在り方が一変し、JDPの運営にも多大な影響が及びました。立命館大学とアメリカン大学は、2月より、学生の学びに対する影響を最小限に抑えるべく、方策を入念に協議してまいりました。新型コロナウィルスの終息が未だ見えず、日米両国の状況が変わり続ける中で、難しい対応を迫られましたが、両大学によって柔軟な対応ができるJDPならではの強みが発揮されたのも事実です。

2020年春学期は、両大学ともオンライン授業への移行を比較的速やかに決断しましたが、翌学期以降の授業形態は不確定でした。そこで両大学の教職員が、想定され得る今後のシナリオと対応策を考え、それぞれが学生の学修計画に与える影響について検討しました。アメリカン大学で学ぶ予定の学生には、立命館大学のアカデミック・アドバイザーや担当職員が複数回に渡り面談を実施。多くの学生が予定通りアメリカで授業を受けたいと希望しましたが、翌学期に対面授業が再開できるか、まだ分かりませんでした。そのためJDPでは、アメリカへの渡航実現に向けて準備を続けるとともに、渡航ができなかった時の対応策についても検討しました。例えば、日本でアメリカン大学のオンライン授業を受講すること両大学で学ぶ順番(ラーニング・スケジュール)を変更すること(通常のラーニング・スケジュールはこちら)、復学後に万全のサポートが保証されたうえで休学することが含まれます。

その後、アメリカン大学が2020年秋学期も引き続きオンライン授業を継続し、キャンパスでの活動を制限することを決定。それに伴い、全ての留学プログラムが中止されました。大変残念ですが、立命館大学・アメリカン大学双方のJDP学生も、キャンパス間の移動ができなくなりました。結果、立命館大学のJDP生はアメリカン大学の授業をオンラインで受講し、アメリカン大学のJDP生は学ぶキャンパスの順番を変更してアメリカン大学の授業を受講すること、もしくは休学することを選びました。

どの対応策を選んだにせよ、学生にとっては難しい決断だったでしょう。あらゆる方面で予測がたてられない中、それでもこの困難な状況を乗り越えるために、両大学のアドバイザー・チームは、学生とその保護者の皆さまに大学の方針を速やかに伝え、JDPでの学びに支障をきたさないよう、全力で努めてまいりました。

新型コロナウィルスと共存しなければならない不透明な時代に、私たちは難しいかじ取りを迫られています。立命館大学・アメリカン大学の教職員は、不測の事態からも多くを学び続けることを忘れず、今回の対応において評価できる点と改善の余地を常に分析し、これからも有意義なプログラムを運営できるよう努めてまいります。