第14回日本平和博物館会議を開催しました!

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2007年11月12日~13日にかけて、立命館大学国際平和ミュージアムにおきまして加盟館館長をはじめとし関係者総勢20名の参加をえて、第14回日本平和博物館会議を開催いたしました。

日本平和博物館会議は、1994年、広島市平和記念資料館にて、第1回会議を開催し、現在広島市平和記念資料館、埼玉県平和資料館、長崎県原爆資料館、川崎市平和館、立命館大学国際平和ミュージアム沖縄県平和祈念資料館、大阪国際平和センター(ピースおおさか)、神奈川県立地球市民かながわプラザの8館にて運営しています。
本学国際平和ミュージアム以外はいずれも自治体立の施設であり、その多くが日本を代表する平和博物館として定着しており国内外の平和博物館運動の推進に重要な位置と役割を持っています。
国際平和ミュージアムは、1999年に会議の開催事務局を担当して以来、今回が2回目の担当となりました。

会議では、初めに開催館を代表して、学校法人立命館児島副総長による挨拶があり、出席者による自己紹介が行われました。
当ミュージアム安斎館長を議長に選出し、国際平和ミュージアムより提案された昨年からの継続課題である加盟館の共同作成による「核兵器被害に関する特別展」を各館で巡回展示することについて協議が行われました。
その結果、来年度から加盟館がそろって、広島や長崎の原爆被害を写真や図表などで示したポスターを展示することが決まりました。この企画は昨年の北朝鮮の核実験を踏まえ、平和と核の問題の問題を訴えることを狙いとしており、今後加盟館で共同して核兵器の非人道性について広く内外の人々に発信していく方針が確認されました。
このような加盟館を繋ぐ共同企画の具体化は、今回が初めてとなります。
また、参加各館より提出された聴取事項をもとに、各館の取り組みや今後の課題などについて意見交換がなされました。
その中においても、各館が連携した今後の取り組みの可能性についての議論がなされました。
 翌日の13日(火)には、参加者は安斎館長の解説のもと国際平和ミュージアムを見学しました。
時に音声ガイドも用いながら、地階・2階の常設展示室、国際平和メディア資料室、また現在中野記念ホールにて設営中である秋季特別展『飯塚国雄絵画展』の準備の様子もご覧頂きました。

次回、第15回日本平和博物館会議は、沖縄での開催が確認されました。
現在の日本また世界の状況の中で、この会議の持つ意味はますます大きくなってきています。
今後もこの会議では各館の連携を目指した様々な取り組み等について議論していく予定です。

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