「ワークショップ・ミリタリーをどうするか―ガルトゥング博士とともに考える―」
開催しました!

「ワークショップ・ミリタリーをどうするか―ガルトゥング博士とともに考える―」開催しました!

 9月16日(金)、立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホールにおいて、「ワークショップ・ミリタリーをどうするか-ガルトゥング博士とともに考える-」(国際関係研究科、R-GIRO研究プログラム:新しい平和学にむけた学際的研究拠点の形成、国際平和ミュージアム共催)を開催しました。講師のヨハン・ガルトゥング博士は、平和学の世界的な泰斗で、1997年度から99年度まで、国際関係学部客員教授もつとめられました。
  戦後の日本には日本国憲法9条と自衛隊の両方があり、両者の関係をどうするかは、戦後日本の大きなテーマとなっています。今回のワークショップは、平和学の立場から、ミリタリー、自衛隊の非暴力化・変革の方向性を探るもので、コーディネーターを、君島東彦・国際関係学部教授と奥本京子・大阪女学院大学教授がつとめられました。約130人の参加者を得て、非常に充実したワークショップとなりました。
  はじめにガルトゥング博士によるレクチャーが行われ、その中でガルトゥング博士は、「ミリタリーを不必要にするために、どうするかが重要。まず日本と周辺諸国との和解が先決問題。そして、攻撃的なミリタリーから防御的なミリタリーへ。殺戮から人命救助、災害救援へ。非武装の文民保護、紛争予防へ、といった方向性をわれわれは追求しうる」と述べました。
  参加者全員で行ったグループ・ディスカッションでは、ガルトゥング博士のレクチャーをきっかけに、ミリタリー、自衛隊についてのさまざまな考え方や意見が、参加者間で議論されました。最後に行われたガルトゥング博士への質疑応答では、今年7月にノルウェーで起きたテロについて、リビアにおける介入についてなど、参加者からガルトゥング博士へ鋭い質問が投げかけられ、盛況のうちにワークショップは終了しました。

 

ヨハン・ガルトゥング博士     講演の様子

▲ ヨハン・ガルトゥング博士                     ▲ 講演の様子


グループ・ディスカッションの様子     会場の様子

▲ グループ・ディスカッションの様子              ▲ 会場の様子


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