第58回広島平和美術展における
華道家元池坊×立命館大学国際平和ミュージアム
特別展示“平和の祈りを生ける”を開催

華道家元池坊×立命館大学国際平和ミュージアム特別展示“平和の祈りを生ける”開催(於:広島県民文化センター)

 立命館大学国際平和ミュージアムと華道家元池坊は、第58回広島平和美術展(主催:広島平和美術協会)において、下記の通り、共同で特別展示“平和の祈りを生ける”を開催いたします。
立命館大学国際平和ミュージアムは、「平和創造の面において大学が果たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者を育む」という教育理念に基づき、1992年5月世界で最初の大学立の平和博物館として設立されました。以来、様々な企画展示を通して理念の具現化に
取り組んでまいりました。その一つとして、第二次世界大戦末期に京焼の窯元等で製作された「陶器製手榴弾」の展示がありました。京焼等焼き物に関する考古学を専門とする本学の木立雅朗(きだち・まさあき)文学部教授が、その研究活動の中で出会った史実、史料をもとに実施された企画展示でした。
一方華道家元池坊は、今年で“花を生けた”との歴史上の記録から550年になりました。いけばなの原点は、「仏前供花」。世の安寧を願い、神仏に対しいけた「平和の祈りの花」です。池坊由紀次期家元は、この節目となる年に、原点に立ち返り、「平和の祈り」を作品に込めて発信したいと考えました。そのような折、木立教授と池坊次期家元とが出会い、「平和」を希求する想いに共感し、今回の共同企画開催に至りました。
遠方ですが、広島へおいでの節は、ぜひ足をお運びください。


■第58回広島平和美術展 華道家元池坊×立命館大学国際平和ミュージアム“平和の祈りを生ける”
展 示 日:2012年8月2日(木)~8月7日(火)
展示時間:10:00~18:00 ※8/6は8:30開場、8/7は17時閉場(入場は16時まで)
会   場:広島県民文化センター 地下展示室
展示内容:①池 坊「平和を祈る」いけばな大作 
        監修:華道家元池坊次期家元池坊由紀
       ②立命館「捨てられた陶器製手榴弾と平和」 解説:木立雅朗文学部教授
        国際平和ミュージアム、文学部考古学専攻収蔵資料:陶器製手榴弾・地雷
主  催:華道家元池坊、立命館大学国際平和ミュージアム
協  力:華道家元池坊広島支部、立命館大学文学部考古学文化遺産専攻・京都学専攻
※見学には、入場料が必要です。
大人300円(前売200円)、小中学生・被爆者の方:無料


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