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韓国Korea Science Academy of KAISTへ生徒派遣

2024年04月08日 高校
 本校と強い連携を行なっている提携校であり、世界屈指の科学高校である韓国のKorea Science Academy of KAIST(KSA)へ生徒を派遣しました。国際共同研究を行っている生徒達の研究促進と、科学交流のための生徒派遣の2つのグループで4月1日から5日の5日間訪れました。
 国際共同研究には高校3年生の生徒を3名が参加しており、科学交流には高校2年生3名と高校3年生5名が参加しました。韓国KSAとの科学交流相互派遣は2007年度から、国際共同研究は2016年度から行っています。

【国際共同研究】
 KSAとの国際共同研究は毎年生徒たちがディスカッションでテーマを決めています。今回の訪問までに2度Zoomミーティングをしており、大きなテーマの枠組みを考えてきました。今回の研修までにそれぞれが事前学習し、テーマの深掘りをして今年度の方向性が決まりました。今年度は惑星について研究を進めていくことになり、以下の2つのテーマを進めていきます。
① 衛星を用いた木星の質量の算出
② NASA EXOPLANET ARCHIVEのデータベースを用いて”ホット・ジュピター”やその他の惑星分布の特徴を探る
今回の訪問時には、あいにく天気が悪く観測はできませんが、帰国後すぐに観測を開始し、7月にKSAの生徒が本校を訪れた際に引き続き観測と考察をしていく予定です。

【科学交流】
 KSAバディたちは本校生徒と過ごすことを楽しみにしてくれており大変温かく迎え入れられました。KSAは科学英才教育校であり、授業の内容のレベルは非常に高いです。また、KSAは生徒の10%が留学生で、留学生が取った講座は英語で授業が行われ、KSA生徒は最低4つの英語で行われるサイエンス授業をとらないと卒業できません。本校生徒が授業に参加した際も、先生や生徒が英語に訳してくれながら受けることができました。本校生徒にとって非常に難易度の高い授業でしたが、必死に食いつこうと意欲を見せ、帰国してからもっと学びたいと良い刺激を受けていました。また、訪れた海洋学研究所では全員が積極的に質問し、サイエンスの面白さを実感していました。

 今回、あらためてKSAと本校の絆を感じ、KSAのレベルの高さと温かさにふれ、今後も関係を大切にしていかなければならないと強く感じました。7月に来校されることも、生徒教員一同楽しみにしています。



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