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【研究者の倫理】

研究不正への取組み

(1)立命館大学の研究活動における研究倫理 (研究倫理ハンドブック)

 本大学における研究は、教育と両輪をなす基本的な活動です。高度な研究があってこそ、高度な教育が成り立つと言えます。しかしどのように優れた研究成果が出されたとしても、その研究が倫理的に問題を含んでいた場合、その価値のみならず、大学や研究者に対する信頼は失墜します。社会的責任を持つ大学として、守るべき研究倫理や責任を踏まえた研究の遂行が求められます。
また、2014年8月には文部科学省より「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」が公表されました。同ガイドラインでは、研究活動における不正行為への対応は、研究者自身の規律や科学コミュニティの自律を基本としながらも、研究機関が責任を持って不正行為の防止に関わることにより、対応の強化を図ることとされており、各研究機関において研究活動の不正行為防止に向けた体制整備が求められています。
  本大学では、2006年の日本学術会議「科学者の行動規範」の策定や、科学技術・学術審議会「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」の策定等を受け、研究の理念や研究活動の基本的姿勢、研究活動に携わる者が等しく認識すべき倫理や基本的責務などを明確化した「立命館大学研究倫理指針」を制定しました(2007年3月15日常任理事会)。それ以降、本大学は、この「研究倫理指針」および「学外交流倫理基準」などにもとづき研究活動を推進してきました。
  研究倫理の範疇は、研究遂行そのものに関する倫理以外にも、研究費の適正執行、利益相反、科学におけるミスコンダクト(捏造、改ざん、盗用を中心とした、科学研究の遂行上における非倫理的行為)の問題等を含め広範囲に広がっています。文部科学省をはじめとする関係諸機関とも連携をとり、他の研究機関等における状況等も踏まえながら、本大学に相応しい体制、ルールを整備し、対応しています。
  今日、研究や教育における本大学の学外交流は国内外の多岐に渡って展開しています。今後も学外交流を積極的に推進するにあたり、あらためて「研究倫理指針」および「学外交流倫理基準」を確認・遵守することが大切です。
  本ハンドブックは、教員の方々や研究者はもちろんのこと、これから研究活動に携わる大学院学生や学部学生のみなさんにも、文部科学省や日本学術会議等の諮問機関の方針を踏まえ、本大学の研究倫理に関わる考え方や取組みの概要を理解していただくために作成しました。積極的に活用いただきますようお願い申し上げます。

2019年4月
立命館大学長
研究倫理委員会委員長
仲 谷  善 雄

 2019年度版 研究倫理ハンドブック

 ※PDFのデータ容量が大きいため、ファイルが開かない場合は一旦右クリックにてデスクトップ等に保存後、ファイルを開いてください。

<その他関連資料>

  1. 研究倫理教育教材の配付について
    Distribution of Research Ethics Educational Materials
  2. 科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-(テキスト版)
    (平成27年3月31日 日本学術振興会「科学者の健全な発展のために」編集委員会)
    For the Sound Development of Science-The Attitude of a Conscientious Scientist-(Text version)
    (March 31, 2015 Japan Society for the Promotion of Science「Editing Committee “For the Sound Development of Science”」)
  3. 研究倫理理解度チェックテスト
    Check tests for Understanding of Research Ethics
  4. 研究倫理教育に関する報告書(研究倫理教育教材 通読用)
    Report on Research Ethics Education(Research Ethics Education Material - For Reading Through)

(2)国の研究活動における不正行為への対応

 研究倫理に係わって、文部科学省や各省庁、日本学術会議、日本学術振興会その他各種団体において、ガイドラインや行動規範、共同声明等が出されています。研究活動における不正行為への対応は、国の科学技術の健全な発展に欠かせないものとして位置づけられています。

  1. 研究活動の不正行為への対応等に関するガイドライン、概要、FAQ
    (平成26年8月26日改正 文部科学大臣決定)
  2. 科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-(テキスト版)
    (平成27年3月31日 日本学術振興会「科学者の健全な発展のために」編集委員会)
  3. 研究倫理(科学技術振興機講(JST))
    (論文不正防止に関するパンフレット、科学者の行動規範等)
  4. 声明「科学者の行動規範-改訂版-」
    (平成25年(2013年)1月25日 日本学術会議)
  5. 科学研究の健全性向上のための共同声明
    (平成26年12月11日 一般社団法人国立大学協会、一般社団法人公立大学協会、日本私立大学団体連合会及び日本学術会議)
  6. 科学研究における健全性の向上について(回答)
    (平成27年3月6日 日本学術会議)

(3)立命館大学の研究不正に対する基本方針、規程

 立命館大学では、国の情勢に対応し以下の指針や規程を制定し、大学における研究不正に対する基本方針や指針、ルールづくりを行っています。

  1. 立命館大学研究倫理指針
  2. 立命館大学研究倫理委員会規程
  3. 立命館大学研究活動不正行為防止規程
  4. 学校法人立命館通報取扱規程

(4)機関内の責任体系の明確化(「不正行為対応ガイドライン」と規程で公表すると定められているもの)

 「研究活動不正行為対応ガイドライン」に対応して、立命館大学では、大学における責任体系を以下の通り明確化しています。

  1. ①最高管理責任者は立命館大学(以下、大学名省略)学長とします。
  2. ②統括管理責任者は研究を担当する副学長のうち学長が指名するものとします。
  3. ③所属の研究者に対して、研究倫理の遵守を周知し、監督する責任と権限を有する研究倫理教育責任者として、教育研究組織の長を充てます。
  4. ④不正行為およびその防止に関する学内外からの相談に対応するため、相談窓口を置きます。研究者の相談窓口は、研究企画課および各キャンパスのリサーチオフィスとします。学生の相談窓口は、所属する教育研究組織の事務室とします。
  5. ⑤不正行為に関する学内外からの通報の窓口は、学校法人立命館通報取扱規程で定める窓口とします。

(5)研究倫理教育の実施について

 本大学の研究倫理教育は、次のいずれかを研究者が選択し受講することを基本形としています。

  1. ①「科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-」をもとにした「研究倫理教育教材」の読了と「理解度チェックテストの自己チェック
  2. 「研究倫理eラーニング」の受講

(6)通報について

 研究活動の不正行為に関する通報窓口については こちらをご覧ください。

●公的研究費の不正使用防止への取組みは こちら