人を楽しませるゲームを
自動生成する人工知能

#081
情報理工学部 教授ラック・ターウォンマット

 (人工知能)の技術は近年デジタルゲームへも応用が進んでいます。プレイヤーとしてではなくとしてゲームを楽しむ人達のために私達が考案したのがPPGです。PPGでは人間のプレイヤーは存在せず、アルゴリズムによって自動的に動くキャラクタ同士が対戦し、ユーザの好きなプレイスタイル、好きな展開といった好みに沿ってゲームプレイが自動で行われます。PPGに独自に開発し公開した「FightingICE」という対戦格闘ゲームを用いています。同ゲームは様々な用途や場面で使うことができるため世界中の研究者が活用しています。また、人を楽しませるAIの進化を後押しするとともに広く社会にすることも目指しています。

 さらに、健康のためのゲームも開発しています。動きを認識しユーザの運動量を向上させるAIに関する成果をそれらのゲームに応用しています。また、ウェブカメラでプレイヤーの表情を認識し、「笑顔」で無敵モードなどのスイッチが入る仕組みを作ることで、笑顔をする等、将来的にはの予防に役立つゲームも生み出したいと考えています。

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