人に代わって自ら走行・作業する
知的ビークルの可能性

#048
理工学部 教授深尾 隆則

 人が運転しなくてもクルマが自動で道路を走る「クルマの自動運転」が現実になろうとしています。しかし、完全に自動化するにはさらなる技術が必要です。この研究では、人間の「目」と「運転の仕組み」を自動運転の技術に活用し、時速80Kmの速さのトラックたちを並んで走らせることに成功しました。また、飛行ロボットの研究も行っており、空を自動で飛びながら回転カメラで地上をし、リアルな3次元地図を作成する技術を生み出しました。

 さらに、農業を行うロボットに目をつけました。現在、農業の現場では人手不足がどんどん深刻になっています。これを解決するために農業ができるロボットの開発が進められ、今ではキャベツや玉ねぎなどの野菜を自動で収穫するロボットの開発を行っています。経験と感覚が必要になる「人間の」を機械が行うには、さらなるシステムを作ることが必要です。最近では果樹園を自由に動き、草刈りやまでを完全自動で行うロボットの開発も進めています。人に代わって農業を知的ロボットがう未来はすぐそこまで来ています。

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