2012年度 研究会一覧
回復研究会
開催日時 | 共催:国際言語文化研究所 ヴァナキュラー文化研究会 2013年3月1日(金)16:30~18:00 敬学館1階232号教室 |
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テーマ | 「ブルーズと実存主義:ハウリン・ウルフから『嘔吐』へ」 |
報告者 | 加國尚志(立命館大学) |
コメンテーター | ウェルズ恵子(立命館大学) |
開催日時 | 共催:国際言語文化研究所 「語りえない者の語りに関する研究」プロジェクト 2012年11月9日(金)16:30~18:30 敬学館 226教室 |
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テーマ | 「バラッド(物語歌)の力 ―記憶喪失と失語からの回復」 |
報告者 | ミイコ・クボタ・トーキン、 マリジョゼ・カズコ・トーキン マイケル・ティム・スプーナー、 アレン・ジェイムズ・クリスチャンセン |
司 会 | ウェルズ恵子(立命館大学) |
内 容 | ネイティヴ・アメリカンのナラティブ研究やアングロサクソン・バラッド研究で著名な民俗学者ベリー・トーキン氏(ユタ州立大学名誉教授)は、2002年、脳梗塞で左脳を損傷し記憶と発話能力に大きな障害を負った。彼はかつて、800曲以上の伝承バラッドを記憶し、その歌い手でもあったが、これらの歌も全て失われてしまった。 二週間後、トーキン氏が元気であったときに彼からバラッドの楽しさを学んだアレン・クリスチャンセン氏他数人が、入院中のトーキン氏の枕元で週一回、バラッドをうたう集いを始めた。その後、メンバーが増え自宅での集いが10年間続いている。回復は不可能だと医師に言われていたトーキン氏であるが、失っていた歌の記憶と言語、及びその他の記憶を次第に回復。現在でも右半身付随であるが、週に5日大学へ赴き多少の公務をこなし、人々と交流し、日常生活を送っている。 今回の講演では、トーキン氏の闘病を支えてきた妻のミイコさん(日系二世)から、歌がどのように記憶・言語回復を助けたかという報告を聞く。あわせて、トーキン氏の長女でバラッドシンガーのマリジョゼさん、シンギンググループのメンバーで大学出版局編集長マイケルさん、同顧問アレンさんによるミニ・コンサート、参加者の方々とうたうバラッド・ワークショップを行なう。 |
※使用言語:英語 ※質疑応答は通訳有 |
開催日時 | 2012年10月19日(金)16:30~18:30 第2研究会室(学而館2F) |
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テーマ | 「山下尚一氏『ジゼール・ブルレ研究 音楽的時間・身体・リズム』合評会」 |
報告者 | 山下尚一氏 (学振特別研究員PD) |
司 会 | 加國 尚志(立命館大学) |
フランスの音楽美学者ジゼール・ブルレについての研究『ジゼール・ブルレ研究―音楽的時間・身体・リズム』(ナカニシヤ出版)を出版された気鋭の音楽美学者 山下尚一氏をお迎えし、著書の内容についておうかがいします。
音楽、美学、フランス哲学に関心をお持ちの方はぜひお出でください。
※講演会終了後に懇親会を開く予定です。 |
開催日時 | 2012年7月27日(金)17:00~19:30 第3研究会室(学而館2F) |
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ワークショップ テーマ |
「デリダとナンシーの脱構築について」 |
報告者 | ジゼル・ベルクマン (国際哲学コレージュ プログラム・ディレクター) |
討論者 | 松葉 祥一(神戸市看護大学) 加藤 恵介(神戸山手大学) 亀井 大輔(立命館大学) |
司 会 | 加國 尚志(立命館大学) |
使用言語:フランス語 ※日本語訳を配布、質疑応答は通訳有 |
開催日時 | 2012年6月18日(月)17:00~19:00 末川記念会館1階講義室 |
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テーマ | 「“反”啓蒙の弁証法 ――過激派のスケープゴートにされたフランクフルト学派」 Dialectic of Counter-Enlightenment: The Frankfurt School as Scapegoat of the Lunatic Fringe. |
報告者(所属) | マーティン・ジェイ Martin Jay (カリフォルニア大学バークレー校) <略歴> 1944年生。カリフォルニア大学バークレー校教授としてご活躍。著書には『弁証法的想像力 フランクフルト学派と社会研究所の歴史 1923-1950』The dialectical imagination : a history of the Frankfurt school and the institute of social research : 1923-1950、『暴力の屈折 記憶と視覚の力学』Refractions of violence、『経験の歌 現代欧米における普遍的主題のバリエーション』Songs of Experience. Modern American and European Variations on a Universal Theme、『うつむく目 20世紀フランス思想における視覚の価値下落』Downcast Eyes: The Denigration of Vision in Twentieth-century French Thought 等多数。 |
※ 講演は英語でおこなわれます。 ※ 当日、邦訳原稿も配布いたします。 >>English |