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令和5年5月12日
2023年度 SRセンター研究成果報告会開催のお知らせ
2023年度の研究成果報告会を下記の通り、開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
日時 2023年6月17日(土) 13:00〜17:35
開催方式 ハイブリッド(対面、Zoom)
対面会場 立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館
特別講演 北川 宏先生(京都大学 大学院理学研究科)、藪内 直明先生(横浜国立大学 大学院工学研究院)
依頼講演 鈴木 賢紀先生(大阪大学大学院 工学研究科)、井 智明様(株式会社SOKEN)・山重 寿夫様(トヨタ自動車株式会社)、橋本 洋平先生(東京農工大学大学院 農学研究院)
ポスター発表 SRセンター利用研究に関する成果報告
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◆ ポスター発表申し込みはこちらから。[※〆切6/8(木)]
◆ SRセンター見学会・現地参加申し込み [※〆切6/9(金)]、オンライン参加申し込み [※当日参加可] はこちらからお願いします。
令和5年4月10日
第45回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2023年4月14日(金)9:30〜(1時間程度)
場所:ハイブリッド開催(コラーニングU3階C701教室 + Zoom)※Zoomアドレスは参加申し込み後の案内メールに記載
講師:立命館大学総合科学技術研究機構・准教授 岡崎 健一 先生
講演題目:「脱炭素社会に向けたフッ化物イオンをキャリアとする蓄電池の開発」
要旨:世界規模で進む化石燃料から再生可能エネルギー等へのエネルギーシフトに向けて蓄電池の需要がより一層高まっており、現在広く普及しているリチウムイオン電池の性能を凌駕する蓄電池の開発が求められている。本講演では、安全性・性能・資源リスクなどの観点から注目されているフッ化物イオンを電荷キャリアとする蓄電池について、動作原理・歴史・開発動向を概観するとともに最近の研究成果を紹介する。
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令和5年2月20日
SX&HX-ESCA (走査型デュアルX線光電子分光分析装置) の利用開始のお知らせ
軟X線(1.5 keV)と硬X線(5.4 keV)を用いた走査型デュアルX線光電子分光分析装置(SA-1)の利用を開始しました。なお、2022年度内の利用は2月28日申込までとなります。
令和5年1月20日
2022年度 ご来校をされます利用申請の受付終了について
2022年度のご来校をされます利用申請の受付を2月28日(火)で終了いたします。
令和4年12月7日
理工学部 村田順二先生らの論文がSurfaces and Interfacesに掲載されました
立命館大学大学院の辻淳喜さん(理工学研究科博士課程前期課程1回生)と理工学部 村田順二准教授らは、理工学部 滝沢優教授らと共同で、BL-8でのX線吸収分光により、チタン合金の高効率・超精密研磨技術の開発に成功しました。本成果は、米科学雑誌「Surfaces and Interfaces」に掲載されました。
チタン合金を1ナノメートル以下の表面粗さに平滑化する加工技術を開発 〜航空宇宙部品や生体材料の高機能化・低コスト化に期待〜
Surfaces and Interfaces 35, 102490 (2022).
令和4年12月1日
第44回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年12月9日(金)12:45〜(1時間程度)
場所:ハイブリッド開催(SRセンター2F会議室 + Zoom)※Zoomアドレスは参加申し込み後の案内メールに記載
講師:立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構・准教授 下田 景士 先生
講演題目:「電気化学オペランドNMR法を利用したリチウムイオン二次電池の反応解析」
要旨:リチウムイオン二次電池は携帯電話などの小型デバイスの電源として実用化されて久しいが、車載用バッテリーとしての利用・普及には高容量・長寿命化などの改善が必要とされる。これらの改善には電池作動環境下での正極・負極の構造や電子状態の変化などの情報が必須であり、X線回折(XRD)やX線吸収分光(XAS)などを用いた解析が実施されてきた。一方で、電極内におけるリチウムイオンの状態を直接観察する手法として核磁気共鳴(NMR)分光法がある。本講演では、電気化学オペランドNMR技術を用いて電極内部のリチウムイオンの動きをその場観察した事例を紹介する。また、その他の高度解析手法を用いた蓄電池反応解析事例についても触れる。
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令和4年11月16日
第43回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年11月22日(木)10:45〜(1時間程度)
場所:ハイブリッド開催(SRセンター2F会議室 + Zoom)※Zoomアドレスは参加申し込み後の案内メールに記載
講師:立命館大学理工学部電気電子工学科・准教授 毛利 真一郎 先生
講演題目:「原子層モアレ超格子系の物性解明とその制御」
要旨:グラフェンに代表される原子層材料は、原子数層で構成される新しい機能性材料として注目されている。さらに、この数年、原子層材料の積層によって生じるモアレ超格子と呼ばれる長周期構造がその物性に大きな影響を与えることが報告されており、その制御へ向けた研究が進められている。本講演では、モアレ超格子系の特異物性について紹介するともに、その熱物性の解明へ向けた研究や、金属蒸着による物性制御へ向けた取り組みを紹介する。
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令和4年10月26日
第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムのお知らせ
第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム(略称:JSR2023)が、2023年1月7日(土)〜9日(月)に、本学BKCキャンパス(プリズムホール、フォレストハウス)で開催されます。詳しくは、日本放射光学会ホームページの「JSR2023」をご覧ください。
令和4年10月22日
第42回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年11月10日(木)16:40〜(1時間程度)
場所:ハイブリッド開催(SRセンター2F会議室 + Zoom)※Zoomアドレスは参加申し込み後の案内メールに記載
講師:立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構・准教授 出浦 桃子 先生
講演題目:「カーボンニュートラル実現に向けた窒化物半導体結晶成長技術の高度化」
要旨:窒化物半導体はLEDをはじめ、カーボンニュートラルに貢献するさまざまなデバイスへの応用が期待されている。デバイスの機能発現は高度に物性制御された半導体結晶に支えられている。そこで本講演では、窒化物半導体結晶成長技術の高度化に関する取り組みについて紹介する。
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令和4年9月12日
第41回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年9月20日(火)16:30〜17:30 
場所:ハイブリッド開催(SRセンター2F会議室 + Zoom)※Zoomアドレスは参加申し込み後の案内メールに記載
講師:東京工業大学物質理工学院応用化学系・教授 荒井 創 先生
講演題目:「大規模電力貯蔵に向けたリチウムイオン電池の診断技術と新型電池開発」
要旨:再生可能エネルギーの有効活用に向けて、大規模蓄電システムの構築・運用技術が求められている。本講演では、車載用に大量生産されているリチウムイオン電池(LIB)を長く使い続けるための診断技術、およびLIBより安価で大規模化に適する水系の新型電池開発について述べる。
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講演は予定通りハイブリッド形式で行い、対面で直接議論すると同時に、リモートからの多くの参加者に聴講してもらうことができました。蓄電池の社会的役割と電気自動車で使用するときの課題、充放電で生じる性能劣化における新しい発現モデル、近未来に期待される次世代電池に関するホットな研究など、幅広い視点での興味深い話題をご紹介いただきました。立命館大学SRセンターでの放射光解析が蓄電池関連研究にますます貢献できる、そんな可能性がイメージできるご講演でした。
令和4年7月22日
2022年度 SRセンター研究成果報告会開催のお知らせ
2022年度の研究成果報告会を下記の通り、開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2022年9月17日(土) 14:00〜16:55 
開催方式:オンライン(Zoom)
特別講演:横山利彦先生(分子科学研究所)、石川正司先生(関西大学)
依頼講演:大東琢治先生(高エネルギー加速器研究機構)、今田真先生(立命館大学)、木村礼子様・熊谷勉様・泉謙一様・冨永哲雄様(JSR株式会社)
詳細はこちらのページをご覧ください
令和4年6月24日
第40回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年7月27日(水)13:30〜15:00
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス テクノコンプレクス2F ハイテク会議室 オンサイト開催予定 ※詳細は後日掲載
講師:株式会社メニコン 伊藤 恵利 博士
講演題目:「量子ビームで浮かび上がるコンタクトレンズの素顔 その偶然と必然」
要旨:企業における製品開発では、経験則に依存しがちであり、機能(性能)評価により開発指針を決定することが多い。そこに、量子ビームを持ち込んだことで、これまで空想の世界にあった素材構造がつまびらかとなり、機能の発現機序を見いだすことが出来た。
製品開発と学術研究の間をシームレスにつなぐことで、コンタクトレンズ素材に関する科学的解明を試み、更には新素材設計を目指すその事例を紹介する。
参加申し込みはこちら
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講演は予定通りオンサイトで行い、コンタクトレンズにまつわるご自身の体験を交えながら素材の歴史や企業間の競争など先端開発に関する興味深いお話をいただきました。具体的な事例を通して、素材開発における疑問点・問題点が放射光や中性子を用いた実験を通して解決される面白さや、実験から明らかになる事実が次の開発にどのように役に立つかをご紹介いただきました。企業としての立場の中で大学における学術研究の経験や手法をどのように取り入れ、一歩先を見据えた商品開発に生かしてこられたかお話いただきました。
 講演の様子 |
令和4年6月9日
第39回 SRセミナー開催のお知らせ
日時:2022年6月13日(月)13:30〜14:30(予定)
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス テクノコンプレクス2F ハイテク会議室
講師:大阪大学基礎工学研究科 藤原 秀紀 博士
講演題目:「硬X線光電子分光による次世代機能性材料の電子状態研究」
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講演は予定通りオンサイトで行い、近年の材料研究で注目されている硬X線光電子分光(HAXPES)の特徴や有用性、及びその最先端研究事例を紹介し、さらに新たにSRセンターに導入されたHAXPES装置による利用実験への期待について議論していただきました。また、リモート環境下での研究活動を可能とするwebベースでの遠隔実験を、obniz Boardを用いて実演していただきました。
 講演の様子 |
令和4年5月6日
2022年度 すべての利用申請について受付を開始しました
利用案内はこちら、もしくは「利用ガイド」へ
令和4年1月7日
当センターの山本安一課長が、第9回日本放射光学会功労報賞を受賞いたしました
本放射光学会第35回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムにて、本学研究部課長の山本安一氏が第9回功労報賞を授与されました。この報賞は放射光利用技術・支援の永年に渡り功績のあった方に日本放射光学会が授与するものです。なお、今回は諸事情により総会への出席ができなかったため、本学で授与式が開催されました。
山本安一氏は平成7年に本学理工学研究科博士課程前期課程を3月に修了後、同年4月より立命館大学に着任して以来26年間、立命館大学SRセンター担当の技術担当職員および同課長として、SRセンター光源の安定運転と光源スタッフの教育、並びに放射光利用者の安全教育と利用支援に永年にわたり従事してきました。SRセンターの光源は入射器マイクロトロンと世界唯一のコンパクトな超伝導電子蓄積リングAURORAからなります。そのデザインのユニークさ故に、とりわけ、一体型の超伝導電磁石を用いているために、瞬間停電への対策など、その運転と維持に関して他施設にはない作業と注意深い操作が要求されます。山本氏を中心にしたわずか数名が26年以上の長きに亘り、このような光源の利用運転を長期シャットダウンもなく提供してきました。現時点でも他施設と比較して遜色のない性能を維持しており、これまでの運転年数から考えると信じられないほどの長寿施設です。これには、トラブルを事前に察知して、きめ細かく対処してきた山本氏の貢献が非常に大きいといえます。
山本氏は、この26年の間、ヘリウム液化機や高周波制御部並びにそれらの制御システムの改良を施し、電子ビームエミッタンスを制御することによって長寿命運転を達成するなど、利用者のニーズに的確に対応した光源運転に尽力して参りました。また、小型放射光光源であることの利点を最大限に活かすX線ビームライン(BL-3、BL-10、BL-13)ミラー系の設計に加え、AURORAリング内にミラーを直接導入することによる高光子束赤外ビームライン(BL-15)の設計にも貢献がありました。SRセンターにおける安全な利用のために放射線取扱主任者としての業務を担当し、利用者の安全確保と利便性を両立する山本氏の献身的できめ細やかな管理業務が、SRセンター独自の放射光利用研究を支えてきたといえるでしょう。光科学の未来のために、山本氏の今後の活躍と指導に期待が寄せられています。
 本学での授与式の様子 |  (左から、SRセンター顧問 太田俊明博士(東京大学名誉教授)、SRセンター長 小島一男教授、技術担当課長 山本安一氏、SR副センター長 稲田康宏教授) |
令和3年8月31日
軟X線XAFSデータベース公開のお知らせ
SRセンターではユーザーの皆様に標準的な試料のスペクトルを利用していただくために、軟X線XAFSデータベースの公開を開始しました。ぜひ研究やセンター利用の検討にご活用ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/src/sx_xafs_db/
令和3年2月22日
文科省「先端研究設備整備補助事業(研究施設・設備・機器のリモート化・スマート化)」に採択されました
この度、立命館大学は文部科学省の令和2年度「先端研究設備整備補助事業(研究施設・設備・機器のリモート化・スマート化)」に採択されました。
新型コロナウイルスが拡大する社会においても研究が滞りなく進められるように、幅広い研究者への共用体制を構築している研究機関等において、基盤的及び先端的研究施設・設備・機器のリモート化・スマート化を図る文科省の支援事業です。応募機関数113機関、採択機関数40機関、内私立大学の採択数は4機関。
本学においては、SRセンターの研究環境をさらに高度化すべく走査型X線光電子分光分析(自動化対応)を導入し、学内外・産官学の研究活動の推進を図ります。