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【EIZO DAYS】 01:撮りたい。とにかく、撮りたい。

2016.06.24

EIZO DAYS

2007年設立の立命館大学映像学部。来年10周年を迎えますが、
とにかくまだまだ「知る人ぞ知る」存在です。

そんな映像学部を知っていただくには、まず在学生を紹介するのが一番なのではないか!?
私たちはそう思いました。
なぜ、映像学部を選んだのか?入学してから戸惑いや苦労はなかったのか?今映像学部でどんなことに熱中しているのか?
など、学生の声を通して映像学部についてご紹介します。


撮りたい。とにかく、撮りたい。

 【episode01】永尾優実さん(2016年度4回生、実写ゼミ所属、奈良県出身)

私は元々テレビが好きで、小学生の時に見たあるドラマをきっかけに、中学から吹奏楽部に入り、それ以来アルトサックスをずっとやっていました。高校で所属していた吹奏楽部は、演奏会のCDやDVDを販売していて。演奏会の度に撮影しに来てくれる制作会社の方々がいました。丁度、私が部活を引退する最後の演奏会の時に、その会社が、カメラアシスタントを募集していると聞き、その募集条件が、「楽器の経験があり、カメラに興味ある人」。すでに映像学部への入学は決まっていたので、これは絶対やるべきだ、と思い応募しました。カメラとの出会いはそこからです。
   今もそのビデオ制作会社でアルバイトをやっています。4年ぐらいになりますね。

 カメラにハマってずっと続けているのは、撮影が映像制作の一番の花形だと思うからです。映画やテレビで五感に一番初めに飛び込んでくるものはたいていが視覚、「映っている画」です。だからやりがいもあります。ずっと続けていたアルトサックスは、年に一回、母校の演奏会で舞台に立つくらいの趣味程度になってしまって、今はカメラ一筋です。

   映像学部では、1回生の時は自宅から2時間半かけて大学に通いながら、学業と課外活動(映画制作をする自主ゼミに所属)を頑張っていました。自主ゼミでは撮影についてたくさん教えてもらいました。当時は何を撮っても新鮮で。とにかく現場に入って、本数をこなして、自主的に動くこと。この積み重ねが大事だということも先輩たちからすごく教わりました。だから少しでも多く、そして長く現場にいたくて親に頼んで下宿もさせてもらいました。

   3回生からはじまるゼミは迷わず実写映画を制作する「実写ゼミ」に。2回生の時から既に3回生の先輩のゼミ課題の手伝いもしていたので、自然な流れでした。

   3回生ゼミでは1つ監督作品を制作しないといけないのですが、撮影一筋でやってきた私にとって、脚本を手掛けるのはとても苦労しました。今までは監督(他人)がイメージしているものをイメージどおりに撮影することに注力していましたが、今度は自分がイメージをみんなに伝えないといけない。当初はすごく悩んで高い壁を感じました。

 ゼミでは、「脚本は等身大の自分自身を投影することが大事」ということを教わりました。難しいことは考えずに、自分が今できることを書こうと思い始め、すごく楽になりました。制作は大変だったけど、その分楽しかったです。


永尾優実監督『明日決めます。』予告編

  映像学部の中でも、特に実写をやりたいと思っている人は、中途半端な気持ちで始めるとついていくのが難しくなると思います。体力的にも精神的にもしんどいし、お金もかかるし、いろんな人も巻き込んでしまう。

    私はそれでも撮りたいんです。とにかく撮りたい。

    4回生になった今は卒業研究の制作を頑張っています。共同制作ですが、私は脚本と撮影を担当します!あんなに壁を感じた脚本ですが、今は前向きに取り組んでいます。

    来年2月の「立命館映像展」(2015年度立命館映像展の様子はこちら→1日目2日目3日目)上映でたくさんの方々に自分の撮った映画を観て頂けたらと思います!

 

<永尾さんがNHK京都に出演します!>

  【放送内容】NHK京都「ニュース630 京いちにち」(京都府域向け)

  放送日   :6月28日(火)18:30~19:00

   番組内のコーナー「京のキラ星・シネマイスター」で永尾さんが制作した作品が紹介されます。永尾さんも出演します。

映像学部生の作品が上映され、永尾さんを含む制作した学生へのインタビュー、専門家のコメントを交えた公開収録(6月19日に終わりました)の模様が放送されます。

  ※内容は変更になる可能性がございます。

 

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次回は、古川ゼミ所属4回生の牧之瀬彩佳さん

をご紹介します。

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