立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

赤間 亮 Ryo Akama

教授

■ 専門分野:文化資源、デジタルアーカイブ ■ 研究テーマ:デジタル技術を応用した日本文化・芸術分野の研究。 大規模な文化資源デジタル・アーカイブを構築して、それを応用・活用、文化芸術分野の研究基盤・研究空間をデザインし提供しています。

学歴
  • 1983年3月 都留文科大学文学部国文学科 卒業(学士)
  • 1985年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 修士課程修了 修士(文学)
  • 2002年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 博士課程後期課程単位取得退学

職歴:
  • 1989年4月〜1991年3月 早稲田大学 演劇博物館 助手
  • 1991年4月〜1994年3月 立命館大学 文学部 専任講師
  • 1994年4月〜2002年 3月 立命館大学 文学部 助教授
  • 2002年4月~現在 立命館大学 文学部 教授

これまでの実績・研究概要

歌舞伎史に関わる文献研究の視点から、浮世絵や古典籍の調査にデジタル・アーカイブ技術を導入、大規模な資料を効率よく調査するために、文化資源のイメージデータベースの構築を行いました。たとえば「浮世絵・日本絵画ポータルデータベース」は現在、世界最大の収録数をほこります。これらを開発した技術を活用し、対象を日本芸術・文化全般に広げ大規模な研究資源アーカイブの研究空間をアート・リサーチセンターを基盤に成長させ、世界の散在する日本文化・芸術資源の研究空間をデザインしています。

研究の方向性

もっともデジタル技術から遠いと思われていた人文学においても、デジタル・ヒューマニティーズという手法が浸透してきています。そこで知的生産活動を支えるのがデジタル・アーカイブ環境です。日本の歴史の中で培われて、残されてきた文化資源を活性化させるためのデータ・レイクを形成し、その大規模なデジタル・アーカイブ構築のためのさらなる効率化や技術開発を進めます。そして、それにVRやAI技術が連動することで生まれる新しい知的生産活動空間の実現に邁進していきたいと考えています。

メッセージ

デザイン・アート学部・研究科は、従来の常識を捨て、さまざまな境界を取り払いながら、理論よりは実践を重視して、トライ&エラーによる経験を積み上げる場と考えています。知識はもちろん重要ですが、それよりも応用力(デザイン力)によって自分のアイディンティティを確立したいという皆さんが多く集まってくれることを望んでいます。京都での学びを、世界で展開するような野望を持ってもらいたいと思います。それまでの自分の体験や活動範囲を一気に広げて、新しい世界を見てみましょう。