立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

前﨑 信也 Shinya Maezaki

教授

■ 専門分野:京都・地域の芸術・文化、近現代美術史・工芸文化史・デジタルアーカイブ ■ 研究テーマ: ・近代以降の関西地域を中心とする美術工芸に関する研究 ・海外コレクション所蔵の日本陶磁器のデジタルアーカイブ ・工芸としての和楽器に関する研究 ・現代アートに関連する様々なプロジェクト

学歴:
  • 2000年3月 龍谷大学 文学部 史学科 東洋史学専攻 卒業 学士
  • 2002年8月 ロンドン大学SOAS大学院 人文学研究科 修士課程修了 
  • 2002年12月 MA in History of Art(ロンドン大学)
  • 2009年8月 ロンドン大学SOAS大学院 人文学研究科 博士課程修了 PhD in History of Art(ロンドン大学)

職歴:
  • 2009年4月〜2015年3月 立命館大学 ポストドクトラルフェロー 
  • 2015年4月〜2022年3月 京都女子大学 家政学部 生活造形学科 准教授 
  • 2022年4月〜現在 京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授

これまでの実績・研究概要

海外コレクション所蔵作品のデジタル化、近現代美術の研究と展覧会での発信、現代アーティストとの活動など、日本の美術工芸に関する広範な研究や活動を行ってきました。Google Arts and Cultureとの「日本の匠」プロジェクトでは全国から100件を超える工芸産地のストーリー世界に発信しています。和楽器プロジェクトでは現代的な和楽器のあり方を提案するため、アーティストとコラボレーションした三味線《Lycoris》、三線《Echoes of the Sea》をプロデュースしました。他にも多くのアートプロジェクトやアート関連の執筆活動を行っています。

研究の方向性

京都の芸術文化に関する研究をこれまでよりも広範囲に進める予定です。現在取り組んでいる北野天満宮との《鬼切丸髭切》太刀拵え奉納プロジェクトのように、京都の神社仏閣や企業とコラボレーションに学生さんと一緒に取り組みたいです。また、学芸員として近現代美術の展覧会の企画や運営には常に関わっており、学芸員を目指す人々に経験の機会を提供できるように準備をしています。海外の大学や美術館との関係が深い立命館大学アート・リサーチセンターを拠点とした国際的なプロジェクトも検討中です。

メッセージ

京都は芸術や文化であふれています。教室での学びも大切ですが、大学の外で実際に経験できるのがデザイン・アート学部・研究科の特別なところ。とはいえ、「いけず」で有名なのもこの町の個性なので、京都・地域の芸術文化を担当する教員として、楽しく安全に文化に関わる方法をお伝えします。歴史ある場所や地域で活動するには、きちんとした準備と責任感、そしてたくさんの勇気が必要になります。新しい芸術や文化を生み出せる人材を養成したいので、興味ある人はいつでも声をかけてください。