立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

八重樫 文 Kazaru Yaegashi

教授

■ 専門分野:デザイン理論 ■ 研究テーマ: ・現代社会におけるデザイン概念のマネジメント ・デザイン研究独自の存在論・認識論・方法論の構築

学歴:
  • 1997年3月 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科卒業 学士(造形)
  • 2005年3月 東京大学大学院 学際情報学府 修士課程修了 修士(学際情報学)

職歴:
  • 1997年4月〜1998年3月 デザイン事務所勤務(環境色彩デザイン)
  • 1998年3月〜1999年3月 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 教務補助員
  • 1999年4月〜2003年3月 武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科 助手
  • 2003年4月〜2005年4月 デザイナー(デジタルメディアデザイン)
  • 2005年4月〜2007年3月 福山大学 人間文化学部 人間文化学科 メディアコミュニケーションコース 専任講師
  • 2007年4月〜2012年3月 立命館大学 経営学部 環境デザインインスティテュート准教授
  • 2012年4月〜2014年3月 立命館大学 経営学部 准教授
  • 2014年3月〜現在 立命館大学 経営学部 教授
  • 2015年9月〜2016年9月, 2019年4月〜2020年3月 ミラノ工科大学 訪問研究員 

これまでの実績・研究概要

たとえば一冊の本を、理論と実践という二つのしおりを挟んで読むような、そんな研究のしかたを続けてきました。現場に足を運び、対話し、手を動かしながら、そこに生まれる問いを言葉に変えていく。そしてその言葉が、また誰かの実践へと折り返していく。

そこで取り組んできたのは、こんなテーマです。
・デザインマネジメント論の体系化
・デザインドリブンイノベーション/意味のイノベーション
・デザイン態度
・デザインケイパビリティ
・デザインリーダーシップ
これらは、デザインという言葉の輪郭をもう一度書き直してみるための試みでもあります。

研究の方向性

デザインの研究は、草原で風に吹かれながら考えごとをしているようなものかもしれません。決まった正解があるわけじゃなく、目の前の出来事や状況に耳をすませながら、一歩ずつ探っていく。だから手順通りには進まないし、うまくいく日もあれば、何もつかめない日もあります。
そんなプロセスは、いわゆる「科学的な方法」とはあまりうまく馴染みません。けれど、誰かの体験や関係のなかに生まれる思考や意味を、どう言葉にし、他の誰かとわかち合えるか。その方法を探すこと。それが、これから僕が取り組みたい研究です。

メッセージ

Do what you want, 'cos this is the new art school
なんでもやればいい,ここは新しい芸術学校なのだから
─The Jam(1977). "Art School" in In the City.