立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

小田 裕和 Hirokazu Oda

准教授

■ 専門分野:ストラテジックデザイン ■ 研究テーマ:考えたり、つくりたくなる気持ちが孵化する場や道具のデザイン

学歴:
  • 2013年3月 千葉工業大学工学部デザイン科学科 卒業 学士
  • 2016年3月 千葉工業大学大学院工学研究科 デザイン科学専攻博士前期課程 修了 修士(デザイン科学)
  • 2019年3月 千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士後期課程 修了 博士(工学)

職歴:
  • 2016年4月〜2019年3月 学校法人佐野学園 神田外語大学 非常勤職員
  • 2019年9月〜2026年3月 神田外語大学 外国語学部 国際コミュニケーション学科 非常勤講師
  • 2019年4月〜現在 株式会社MIMIGURI  マネージャー/デザインストラテジスト
  • 2022年4月〜2026年3月 東洋大学 福祉社会デザイン学部人間環境デザイン学科 非常勤講師
  • 2023年7月〜現在 株式会社MIKKE 社外取締役
  • 2024年6月〜現在 合同会社コーネル 代表社員

これまでの実績・研究概要

大学院終了後、株式会社MIMIGURIにて、デザイン思考と意味のイノベーションを基盤に、教育・組織経営の知見を掛け合わせ、ワークショップやファシリテーション、コンサルテーションのアプローチを通じて、数多くの企業の経営伴走・組織開発・事業開発・ブランディングなど、新たな価値を生み出す創造的な組織づくりのプロジェクトに取り組んできました。またこれらの経験や知見をベースに、企業のリサーチ活動や新規事業施策のあり方に関する書籍を執筆しています。

研究の方向性

研究と教育の軸として「考えたり、つくりたくなる気持ちが孵化する場や道具のデザイン」を掲げています。生成AIが浸透する時代、素朴な疑問や好奇心は人間らしい価値創出の源泉としてより重要性を増していくはずです。その源泉を枯渇させず、思索と表現を積み重ねて「良さ」を探究し続けるデザインの営みのあり方と、それらを駆使して価値を生み出していく人材・組織の姿を、学際的かつ実践的なプロジェクトベースで探究していきます。

メッセージ

デザインやアートには、先人たちの多様な探究が築いた豊かな文脈こそあれども、一義的な「正解」が存在するわけではありません。私たち教員も答えを与える者ではなく、皆さんとともに探究をしていく存在です。何より大切なのは、探究のプロセスそのものを自分で愉しめるものにできるかどうか。毎日が昨日よりも「考えたりつくりたくなる気持ち」で満ちていくような、「問い」や「解」を模索し続けていくための学びを、ぜひ共に深めていきましょう。