立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

北本 英里子 Eriko Kitamoto

准教授

■ 専門分野:建築情報学/メディア建築 ■ 研究テーマ:建築情報学を基盤としたフィジカルとデジタルが共鳴する動的空間の創造と表現

学歴:
  • 2011年3月 立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科 卒業 学士
  • 2013年3月 立命館大学大学院 理工学研究科 創造理工専攻 博士課程前期課程修了 修士(工学)
  • 2017年3月 立命館大学大学院 理工学研究科 環境都市専攻 博士課程後期課程 単位取得退学
  • 2020年9月 立命館大学大学院 理工学研究科 環境都市専攻 博士課程後期課程修了 博士(工学)

職歴:
  • 2017年4月〜2018年9月 立命館大学 総合科学技術機構 研究員  
  • 2021年4月〜2023年3月 立命館大学 理工学部 初任助教  
  • 2023年4月〜現在 神奈川工科大学 情報学部 准教授

これまでの実績・研究概要

建築や都市,空間デザインを基盤に,xR,プロジェクションマッピング,メタバース,ゲーム,インタラクションなどのデジタル技術を活用し,フィジカルな体験空間や体感空間の創造を対象に,研究と制作の両面からアプローチしています.先端技術から着想を得て空間を立ち上げることで,新たな空間の在り方を提案しています.これまでに,ヘッドマウントディスプレイやセンサーを用いた身体知覚の実験,ジェネラティブ映像と即興的パフォーマンスを組み合わせた演出,広場や展示空間でのインスタレーションなどを実践してきました.

研究の方向性

“建築”という視点から身体と空間の関係を再構築し,フィジカルとデジタルを融合させた“フィジタル”な空間づくりを,研究と制作の往来を通じて継続的に探究していきます.建築や都市における空間デザイン,メディアアート,空間演出などの領域を横断しながら,インタラクティブでダイナミックな“建築”に挑戦します.テクノロジーによって拡張される身体や空間の在り方に注目し,技術と感性の融合を通じて,空間そのものをメディアやUI/UXと捉えることで,没入感や身体性,創造性が交差する未来の空間の可能性を広げていきます.

メッセージ

頭の中だけでは,イノベーションは生まれません.心と身体を動かしながら,自分が本当にワクワクすることを発見し,カタチにしていきましょう.リアルでもバーチャルでも,空間には無限のデザインとアートの可能性が広がっています.テクノロジーの習得には継続的な取り組みが必要ですが,挑戦を重ねることで,やがて自分だけの創造の武器になります. DA学部で先端の技術と知識を身につけながら,一緒にテクニカルなハードルを乗り越え,新たな空間を創造していきましょう.皆さんとたくさん研究や制作に取り組んでいきたいです!