立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

橋口 哲志 Satoshi Hashiguchi

准教授

■ 専門分野:知覚メディア・感性情報・バーチャルリアリティ ■ 研究テーマ:VR・AR技術を用いた体験デザイン

学歴:
  • 2005年3月 職業能力開発総合大学校 福祉工学科 卒業 学士
  • 2007年3月 九州工業大学大学院 生命体工学研究科 博士課程前期課程修了 修士(工学)
  • 2013年3月 九州大学大学院 芸術工学府 博士課程後期課程修了 博士(工学)

職歴:
  • 2007年4月〜2007年10月 東和大学 情報学科 非常勤講師
  • 2011年4月〜2013年3月 福岡障害者職業能力開発校 プログラム設計学科 非常勤職員
  • 2013年4月〜2018年3月 立命館大学 情報理工学部 メディア情報学科 特任助教
  • 2018年4月〜2023年3月 龍谷大学 先端理工学部 知能情報メディア課程 助教
  • 2023年4月〜2023年9月 立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 専門研究員
  • 2023年10月〜現在 立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 准教授

これまでの実績・研究概要

私は、VR・AR技術を活用した体験デザインの研究に取り組んでいます。視覚、聴覚、触覚などの知覚メディアを融合させ、ユーザーに新たな体験を提供する技術を開発しています。特に、五感の異なる刺激を意図的に組み合わせ、単独では生じない錯覚現象を引き起こす点に注目しています。この錯覚は、知覚に配慮したデザインに貢献するだけでなく、現実では起こり得ない新たな表現方法としても活用できます。これらの技術を通じて、ユーザーの知覚・認知・感性に基づいた体験デザインを行い、技術の新たな価値を提供しています。

研究の方向性

VR・AR技術を駆使し、この体験デザインを、美的感性に裏打ちされた能力を持つ学生とともに、さらに深く研究していきたいと考えています。この先進的な技術は、新しいアート表現として活用でき、その表現は現実にはない不思議な体験を可能にします。特に、人間の知覚・認知・感性に注目し、バーチャル空間内での体験が現実とどのように結びつくかを探求します。また、この技術を地域や企業との連携を深めながら、学生と共に社会的に意義のあるコンテンツ制作を目指します。

メッセージ

デザイン・アート学部では、創造性と技術力を融合させ、社会に貢献する人材を育成しています。受験生の皆さんには、実践・体験型の教育を通じて視野を広げ、積極的に挑戦し続けてほしいと考えています。VRやARなどの先端技術を活用することで、未来の社会を形作るための知識やスキルを身につけることができます。独自の発想を大切にし、共に学び、共に成長する仲間とともに、未来のデザインを創造していきましょう。