立命館大学 デザイン・アート学部
立命館大学大学院 デザイン・アート学研究科

(Faculty)

中山 郁英 Ikuei Nakayama

准教授

■ 専門分野:デザインと社会のマネジメント ■ 研究テーマ:国や地方自治体といった行政機関が、デザインの手法や考え方をどうすれば上手く活かせるのか、研究しています。

学歴:
  • 2005年3月 早稲田大学 社会科学部 社会科学科 卒業 学士
  • 2019年3月 名古屋工業大学大学院 工学研究科社会工学専攻 修士課程修了 修士(工学)
  • 2023年3月 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科デザイン学専攻 博士課程修了 博士(学術)

  • 職歴:
  • 2010年4月〜2013年7月 トヨタ自動車株式会社 事務系総合職
  • 2013年7月〜2014年11月 フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社 シニアコンサルタント
  • 2014年11月〜2017年3月 東京大学知の構造化センター 特任研究員/東京大学i.schoolコミュニケーション・マネージャー
  • 2016年4月〜2018年3月 ながはま市民活動センター コーディネーター
  • 2019年4月〜現在 合同会社kei-fu(ケイフー) 共同創業者、業務執行社員
  • 2024年4月〜2025年3月 株式会社日本総合研究所 未来デザイン・ラボ コンサルタント
  • 2025年4月~現在 立命館大学 経営学部 准教授

これまでの実績・研究概要

民間企業や大学での仕事を経て、2017年から滋賀県長浜市を拠点に活動しています。地域では自身で起業し、行政機関やお寺など歴史のある組織と協働しながら、地域をフィールドにした実践的なデザインを行ってきました。直近の所属であるシンクタンクでは、官民の未来洞察・フォーサイト活動にも携わりました。2024年には、博士課程での研究をふまえ、実践者向けに官民協働のためのデザインの考え方や手法を紹介する『行政×デザイン実践ガイド』を刊行、行政や公共領域におけるデザインのあり方を探究しています。

研究の方向性

「どうすればデザインの手法や考え方を行政や公共の領域で当たり前のものにできるのか」ということを大きなテーマに、以下の観点から研究・実践をしていきたいと考えています。 ・デザインの思考方法や態度を行政職員のスキルとしてどう位置づけられるか。 ・デザインを共通言語にした官民連携プロジェクトの進行モデルとは。 ・行政×デザイン領域における人材のエコシステムをいかに構築できるか。 また、行政や市民という枠組みを超え、一人ひとりがアクションをする土台となるようなデザインの教育のあり方を探究していきたいです。

メッセージ

わたしたちの学部・研究科では、世の中で「当たり前」や「ふつう」と思われていることに対して、「本当にそうなのか?」「未来はどうあるべきか?」といった問い直す視点を持ち、一人ひとりが行動することを大切にしています。 与えられるのを待つのではなく、自分で考え何かアクションしようとする。自分から手を伸ばせばチャンスはいくらでもある。そんな場所です。 ぜひ、楽しく真剣に、いろんなチャレンジをしてほしいと思います。