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TOPICS & EVENTS

04.18

TOPIC

2023

本格プレゼン授業で自信と経験を! 〜実践経済演習の授業紹介〜

2023112日、1回生向けの少人数授業である実践経済演習(プレゼンクラス)の「クラス交流戦」が、BKCのローム記念館にて行われました。

230418purezen 1(この写真のみ去年のもの)

実践経済演習とは、1回生前期の入門的な科目で培った成果を、2回生後期から始まるゼミでの研究につなげていく橋渡しとして開講されている科目です。今回の「クラス交流戦」とは、この科目を構成するたくさんのクラスのうち、歴史的視点で議論しプレゼンテーションを行う2つのクラスが企画した合同発表会です。今年で3回目になりました(昨年の様子は上の写真。紹介記事はこちらのリンクから: https://www.ritsumei.ac.jp/ec/info/detail/?id=347 )
今年の様子を、受講生の視点から、自身の感想を交えつつご紹介します。

一方のクラス(担当教員:細谷亨先生)は日本と諸外国の関係を、もう一方のクラス(担当教員:大塩量平先生)は欧米の経済社会の歴史的な成り立ちをテーマにし、 それぞれ202210月からこの発表に向けて調査と議論を重ねてきました。
私達受講生は数人に分かれ、グループでそれぞれ興味のある研究テーマを見つけ、先行研究の整理や論点の絞り込みを協力して行いました。それを基に独自の議論を時間をかけて作り上げ、ようやくまとめたスライドを使って、プレゼンテーションに臨みました。

発表会当日は、細谷クラスから2グループ、大塩クラスから3グループが演壇に立ち、大勢を前にプレゼンテーションを行い、他の受講生との質疑応答も行われました。クラスの枠を越えた受講生が集まる中で、しかも国際学会や演奏会も行われるような本格的ホールでの研究報告という経験はとても貴重で、有意義でした。 230418purezen 2

では、ここからは発表当日の模様をお伝えします。
まず先生方から初めの挨拶があった後、いよいよプレゼンが始まるのだと受講生たちは緊張と不安が高まっていきました。そして最初に発表する私たち三人グループが演壇に上がり(上の写真)、他の受講者の視線を感じながら報告を始めました。最初はとても緊張していましたが、次第に緊張した空気は薄れ、全体が活気づいていきました。沢山の受講者がメモを取りながら自分たちのプレゼンに耳を傾けてくれました。

プレゼンが終わり、質疑応答に移ると私たちと聴衆の間での白熱した議論が続きます(下の写真)。どんな質問が来るのかと緊張や不安がありましたが、10月からの研究成果を届けようと三人で協力して身振りを交えつつ応え、私たちの発表を終えました。その後先生方からのフィードバックを受け、次の機会への課題が見え、そして他の受講者が拍手をしてくれたことも嬉しく、達成感が沸き上がってきました。 230418purezen 3

さて、5グループの聞き応えのある発表が終わると、先生方から全体へのフィードバックがあり、最後に優れた発表の表彰が行われることになりました。みんなフィードバックで反省点や新たな発見を得たり、ほかのグループの良いところを吸収しようとメモをしたりと、積極的な学びの姿勢が最後までありました。どのグループが選ばれるのかとざわざわし始めると、細谷クラスではYMCAの研究を行ったグループが、大塩クラスではCMについての研究を行ったグループが見事名前を呼ばれ、拍手の中、壇上で先生お手製の表彰状が贈呈されました(下の写真)。 230418purezen 4

このクラスを受講したことで、研究の場でのグループ内の協力の大切さや友達のありがたさを再認識したとともに、プレゼンをする上でのデータ収集の大変さ工夫のしかた、スライドの効果的な使い方などといった、これからの大学生活で生かせるような学びも得ることができました。10月からたくさん考えて沢山調べたテーマを、先生方に面白いと褒めていただいたことがすごく嬉しかったです。研究をすれば、自分たちにしか見つけることのできない視点や考え方があることに気づけるのだという自信がつきました。

この貴重な経験と学びを生かして、2回生以降も自信をもってたくさんのことに挑戦していきたいと思います。

当クラス受講生 岡本紗枝(立命館大学経済学部2回生)

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