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05.08

PEOPLE

2023

【2022年度ゼミナール大会】優秀賞受賞グループのインタビュー

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ゼミナール大会ってなんだろう?

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 学生同士の知識の深め合いや、研究意識の向上を目的に、3回生の12月に開催される学術イベントです。毎年約200チーム、約600名の学生が参加します。自ら設定したテーマについて徹底的に研究し、経済の専門家である教員や多くの学部生の前で成果を報告することで、課題発見・分析・解決の能力、プレゼンテーション能力を養います。

今回は、2022年度ゼミナール大会にて優秀賞を受賞した「大川ゼミ合成ゴム研究班」の3人にインタビューを行いました。

―――――とても仲良い様子が伝わる3人、どうしてこのメンバーでチームを形成したのですか?

 白石さん:まず班長の私が他のメンバー2人を選びました。相生さんは、話したことがなかったのですが、ゼミが始まる時に作成した相生さんの自己紹介動画を見て、英語と数学が得意と聞いたため、自分の苦手分野を得意とする相生さんを選びました。村井さんについては、以前同じ班だった時に、スライドの作成や、まとめることが得意な印象を持ったため、選びました。

相生さん:2回生の時はオンラインで授業を受けていたので、他のゼミ生とコミュニケーションを取る機会が少なく、最初はお互いに敬語で、気まずかったです…(笑)
班で課題作成するときも、当初はうまく作業が進まなかったですね。

白石さん:仲良くなったきっかけは、相生さんと同じK-POPグループが好きで、村井さんにも好きになってもらって()、共通の話題を増やしていきました。

相生さん:班に3人しか居なかったこともあり、作業を共にすることで仲良くなったね。

「大川ゼミ合成ゴム班」の発表内容をちょこっと紹介!
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 他の業界では一つの企業が複数の品質の製品を供給しているのに、合成ゴム業界では「品質の高いものを作る企業と、低いものを作る企業がなぜ分かれているのか」という疑問に着目。何が原因かを数字で証明できるモデル分析を用い、「質が異なるものを生産すると、一定以上の固定費用がかかるため」という結論を導きました。

―――――「合成ゴム」という業界、どうしてこのテーマを選んだのですか?

白石さん:日経テレコンで合成ゴムの話題を調べていく中で、特許技術が複数あることに気づき、そこから「企業ごとに特徴を持っているのではないか」と考えました。価格競争の戦略を持つ傾向にあるBtoB企業(※)に絞り、当初は色んなトピックを探していました。
深掘りできるか(=企業ごとに特徴を持っている、事業が多角化しすぎず情報収集がしやすい)というのが決め手でした。

(※)BtoB:「Business to Business」の略称。消費者をターゲットとするBtoCとは違い、企業に対してビジネスを行うことが特徴。

1人ではなく、3人で一緒に立ち向かう

―――――ゼミナール大会への準備にあたって、どのようなことが大変でしたか?

村井さん:班のメンバーみんなが忙しかったことが大変でしたが、毎日集まって意見交換し、「良いものを作ること」を意識しました。

白石さん:ゼミの大川先生は自分たちの考えつかないような指摘をしてくださるため、とても助かりました。前の週に指摘されたことは次の週に回答できるよう努めました。

相生さん:計算・スライド班の村井さんとは、スライドの作り方に関する本を読んで、「どうやってわかりやすく見せるか」を意識しました。私は陸上部に所属しているので作成する時間を捻出するのが大変で、毎日夜中の12時から、ミーティングをしていました。負けず嫌いな性格なので、大川先生を見返す気持ちで…!()
先生は厳しいのですが、良いものを作り上げるととても褒めてくれるので、それがモチベーションになっていました。
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(村井さん・相生さんが作成したスライド)

村井さん:一緒に作業しているとどんどん仲良くなるので、達成感を共有できたことで大変な気持ちよりも、その時間を楽しめるようになりました。

相生さん・白石さん:お~、良いこと言うね~!!!

―――――3回生までの学びや部活の経験は、ゼミナール大会にどう活かせましたか?

相生さん:部活に所属しているため、「継続する」という根性が今回のゼミナール大会に活きたと感じました。2人が諦めそうになった時も、「いけるよ!」って励ます役割をしていました。

村井さん:私は計算が苦手で立ち止まるときがあったのですが、「とにかく手を動かそう!」と励ましてくれる場面が沢山ありました。

白石さん:私はプレゼン担当だったのですが、経済学部は英語の授業やゼミでも発表する機会が多かったので、ゼミナール大会に活きたと感じました。緊張するのは準備不足のためと考えているので、準備万全で取り組みました。

村井さん:白石さんは本当に堂々としていたよね!

―――――今年は4回生になりそれぞれの道を進む3人、これからの目標をお聞かせください。

白石さん:今回のゼミナール大会で自信をもって発表ができたのは、ストイックに準備を行ったからだと思います。今後はこの経験を活かして、何事にも入念な準備をすることで、話に説得力を持たせ、聞き手に何かを与えられる人になりたいです。

村井さん:ゼミナール大会は、前で引っ張ってくれる二人がいたからこそできた部分がありました。私に足りない部分を二人が持っているため、「他人に頼られる人」になりたいと感じました。 

相生さん:陸上部では個人種目だったため、班で1つのことを成し遂げることは人生で初めての経験でした。そこで私に不足していたことは、「他人に頼ること」でした。自分が苦手とする部分は他人に頼ることを意識していきたいです。

――インタビューのご協力ありがとうございました。

<関連ページ>
過年度のゼミナール大会の実施報告はこちら
経済学部の「カリキュラム・プログラム」はこちら
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