9月9日、草津市の小学校で「やまだ健康&スポーツフェスタ」が開催され、120人の住民が参加した。4月に山田学区まちづくり協議会から大学にイベントの相談があり、その依頼を受けたのが、スポーツ健康科学部の自治委員である立木さんだ。

自治委員として初の試みにチャレンジ

立木さんが所属する自治委員は、「想いを形に」をスローガンに、スポーツ健康科学部の学生交流イベント企画などを行っている。今年度は25名が3グループに分かれて活動を行っており、立木さんは、「やまだスポフェス班」の代表としてこのイベントの企画や運営に携わった。1回生から自治委員として活動してきたが、これまで学部内での活動が主だったため、この依頼を受けた際、学部の特色を生かし、地域との交流に携われることに大きな魅力を感じたという。また、地域のイベントの企画や広報など学生が中心となって関わることができる機会はあまりないため、「子どもから高齢の方までが参加するイベントを成功させることができたらと思うと、わくわくした」と振り返る。

笑顔あふれるイベントに

立木さんたちは、参加者の幅広い年齢を考慮し、年齢を問わず楽しめる鬼ごっこや棒サッカーゲーム、体力測定などさまざまなプログラムをまちづくり協議会に提案した。その中から選定された5つのプログラムとまちづくり協議会からのリクエストを含め、9つのプログラムを実施した。広報でも、参加者の年齢を考慮しあまり派手になりすぎないようデザインに気を配り、回覧板にチラシを折りこんでもらい、地域の掲示板にポスターを貼ってもらった。「どれくらいの人が参加してくれるか、ドキドキしていました」という立木さん。そして迎えた当日。多くの住民が来場し、協力してくれた他の学生団体の37人の学生スタッフのサポートもあり、イベントは大きな盛り上がりをみせた。

山田学区まちづくり協議会より、「依頼してよかった。また機会があれば来年もお願いしたい」と声をかけられ、とても嬉しかったという。「たくさんの人が笑顔で楽しんでくれて、やってよかったと心から思いました。今後も地域の人と一緒に活動できるようなことを考えていきたいです」と笑顔で話す。今後、自治委員の活動をより活性化させていこうと意気込む立木さんは、現在、冬に行われる学生のスポーツ大会に向け準備を進めている。

PROFILE

立木美帆さん

愛知県立昭和高等学校(愛知県)卒業。 種子田穣教授のゼミに所属し、スポーツマネジメントを学んでいる。体を動かすことが好きで、中学ではソフトボール部、高校では陸上競技でやり投げに打ち込んだ。現在はフットサルサークル「Soleil」で活動している。

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