テニスの世界大会を経て見えてきたテニスプレーヤーとしての自分、これからの自分
interviewNO.838UPDATE2016.11.01スポーツ健康科学部2回生瀧本怜央さん
6月のRoad To Spainチャレンジカップ関西大会で見事優勝し、9月にスペインで開催されたITFフューチャーズ大会に出場した瀧本さん。昨年この大会を知り、世界に挑戦したいという気持ちが芽生え挑んだという。この大会は、テニス専門サイト「tennis365.net」と、週刊少年マガジンで連載中のテニス漫画「ベイビーステップ」、そしてスペインのサバデルテニスクラブがタッグを組み、次代を担う15歳~22歳の若手テニスプレーヤーに海外(スペイン)でプレーをするチャンスを提供することを目的として開催された。
関西大会では順調に勝ち進み、迎えた決勝戦。今まで公式戦で勝ったことのない相手に1-6、6-3、6-4で勝利をもぎ取った。ファーストセットを相手に取られたことで、逆に力みがなくなり挑戦者の気持ちで戦えたという。また、それまで晴天に恵まれていたが決勝戦の直前、突然の雨に見舞われた。「苦手ではない雨が見方についてくれたのかも」と真っ黒に日焼けした顔に白い歯をのぞかせた。
いざスペインへ

未来のテニスプレーヤーのために知識・技術を還元

テニスを通じて学んだことを、必ず還元したいと考えている。「世界で通用する選手を多く育成するため、ジュニア世代に正しいトレーニングや知識を指導するのが夢です」と話してくれた。一心にボールを追い、純粋にテニスを楽しむ子どもたちが成長する過程に携わり、世界に挑戦する多くの選手の育成に貢献してくれるはずだ。

PROFILE
瀧本怜央さん
関西高等学校(岡山県)卒業。 この夏、2部から1部に昇格した硬式庭球部所属。スポーツ健康科学部で学んだ知識を参考に日々体調管理を行っている。3歳~中学3年まで習っていたピアノを今も気分展開に演奏し、現在も現役選手である祖父のようにテニスを生涯スポーツにすることを望んでいる。