1998年の春には、経済・経営の両学部・研究科もびわこ・くさつキャンパス(BKC)へと移りました。社系の教学を高度化しつつ、エコノミクス・ビジネス・テクノロジーの3分野が連携して文理融合型の教育研究環境を構築することは、新時代において求められる人材育成の課題に応えることであり、社会に開かれた大学として産官学地域連携を強化していくうえでも必要でした。
産官学地域連携の代表例が、ローム記念館の創立です(2000年)。本記念館は、ローム株式会社のご支援により、わが国における半導体産業の将来を担う新技術の開発と、大規模集積路分野の研究の高度化を目的としています。
同じく2000年、立命館創始130年・学園創立100周年を機に、日本で初めての本格的な国際大学となる立命館アジア太平洋大学(APU)を大分県別府市に開学し、一期生719人が入学いたしました。
また、同年には立命館慶祥中学校を開設し、校名を立命館慶祥中学校・高等学校と改称しました。