ご寄付に支えられた立命館の事業

1996年~2000年度

第5次長期計画

1998年の春には、経済・経営の両学部・研究科もびわこ・くさつキャンパス(BKC)へと移りました。社系の教学を高度化しつつ、エコノミクス・ビジネス・テクノロジーの3分野が連携して文理融合型の教育研究環境を構築することは、新時代において求められる人材育成の課題に応えることであり、社会に開かれた大学として産官学地域連携を強化していくうえでも必要でした。

産官学地域連携の代表例が、ローム記念館の創立です(2000年)。本記念館は、ローム株式会社のご支援により、わが国における半導体産業の将来を担う新技術の開発と、大規模集積路分野の研究の高度化を目的としています。

同じく2000年、立命館創始130年・学園創立100周年を機に、日本で初めての本格的な国際大学となる立命館アジア太平洋大学(APU)を大分県別府市に開学し、一期生719人が入学いたしました。

また、同年には立命館慶祥中学校を開設し、校名を立命館慶祥中学校・高等学校と改称しました。

1990年代後半のびわこ・くさつ(BKC)キャンパス
1990年代後半の
びわこ・くさつ(BKC)キャンパス

事業費総額
729億円
主な事業
1998年経済・経営両学部のBKCへの移転・新展開
文理総合インスティテュートの設置
2000年立命館アジア太平洋大学(APU)開学
立命館慶祥中学校開校
寄付実績
目標金額60億円に対して67.1億円を収納
立命館アジア太平洋大学正門建設募金を実施
募金者総人数 5,284人  募金総額 101,572,869円
立命館大学ローム記念館創立(2000年)
立命館大学ローム記念館は、ローム株式会社の支援に基づき、わが国における半導体産業の将来を担う新技術の開発と、大規模集積回路(VLSI)分野の研究 の高度化を目的として設立されました。これと同時に文部省の「私立大学ハイテク・リサーチセンター」にも選定された、総面積6583平方メートルの最新の 研究装置・設備をもつ施設です。

びわこ・くさつキャンパス
びわこ・くさつキャンパス

立命館アジア太平洋大学ツインタワー
立命館アジア太平洋大学ツインタワー

立命館アジア太平洋大学正門建設募金
立命館アジア太平洋大学正門建設募金

ローム記念館
ローム記念館