特徴的な学び

世界各地を網羅した
豊富な地域研究を提供

本研究科は、狭義の国際関係学という枠組みを超え、政治、経済、文化・社会・メディアという縦軸に、地域研究という横軸が走り、多様な領域を横断する極めて学際的な研究と教育を指向している点が大きな特徴です。本研究科では、他の大学院には見られない、グローバル化によりダイナミックに変動している現在の国際関係情勢と連動した教育・研究を展開すべく、ディシプリン・地域研究という横断の学びの魅力を持つカリキュラムを展開しています。

地域研究科目

日本語で開講される科目

日本研究、東アジア研究、東南アジア研究、南アジア研究、アフリカ研究、中東研究、アメリカ研究、ヨーロッパ研究、地域研究特講

英語で開講される科目

East Asian Studies、South East Asian Studies、South Asian Studies、European Studies、African Studies、Middle Eastern studies、American Studies、Special Lecture on Area Studies

実践力養成と
外国人留学生との多様な学び

英語で開講されるトレーニング系科目により、実践力を身につけると同時に外国人留学生との共修を実現します。

Professional Training ※複数クラス開講

将来、国際開発・国際協力分野や外交分野への就職を目指す院生を対象に、現場経験を持つ実務家による理論と実践双方から学ぶ科目を提供します。

Research Training

国際関係研究科所属教員が中心となり展開されている研究プロジェクトが多く存在します。こうしたプロジェクトに大学院生が参画し、研究代表者や科目担当教員等からの指導を受けることを通して、国際関係分野に関連する研究の進め方や、共同研究・ワークショップ・シンポジウムの運営方法などについて学ぶ科目を提供します。

国際機関・進路支援プログラム
〜国連経験者の監修によるプログラム〜

立命館大学大学院国際関係研究科では、国際機関等の進路を実現する人材の育成を大きな目標の一つとしています。そのため、国際機関への進路就職を目指す方に対しては、講義から実務に至るまでの理論と実践の場を提供します。

DMDP 最短2年で
2つの大学院の修士号

DMDP(Dual Masterʼs Degree Program)を利用し、立命館大学大学院に所属しながら提携する海外の大学院に1年間留学することにより、最短2年間で2つの大学院の修士号を同時に取得することが可能です。グローバル化する国際社会で活躍する人材を育てる仕組みを持った画期的なプログラムです。普通に留学する場合に比べ、学費の負担は相当軽いものとなります。奨学金制度によるサポートも大きな魅力です。

  • アメリカン大学(アメリカ合衆国/ワシントンD.C.)
  • イースト・アングリア大学(英国/ ノリッジ)

キャンパスで
国際現場の最前線にふれる

国際社会で活躍されている客員教授や特別招聘教授を招聘した授業を開講しています。さらに国内外から著名な研究者を招聘し、研究報告・フォーラムを実施しています。本研究科では、このような国際関係学の最前戦に触れる機会を多数提供しています。

最近の主なゲストスピーカー

2019
  • デニ・ムクウェゲ医師(ノーベル平和賞受賞)記念講演会を開催
  • アデラ・ラーズ氏(国連アフガニスタン常任代表)によるシンポジウムを開催
  • 明石康 氏(元国連事務次長)による特別講義を開催
2018
  • ケント・カルダー教授(ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院ライシャワー東アジア研究所所長)による「Circles of Compensation 日本の経済成長とグローバリゼーションへの提言」の特別講演を開催
  • 国連安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員の古川勝久氏による講演会「朝鮮半島をめぐる国際関係と日本」を開催
  • 丁世鉉元韓国統一部長官による記念講演会「北朝鮮の核問題の新局面とその後の展望」を開催
  • 秋葉剛男氏(外務事務次官)による学術シンポジウム 「世界の変容、国際関係学の針路」を開催
2017
  • 松本太氏(元駐シリア担当臨時代理大使兼シリア特別調整官)による特別講演を開催
  • クリストファー・ヒル氏(六者協議 米国元代表)が国際シンポジウム「Where Are We Headed,War or Peace?」に登壇
  • 中村滋 氏(元駐マレーシア大使)による特別講義「日本のODAの変遷と構造」を実施