末近 浩太
SUECHIKA, Kota
研究指導可能な課程・言語
- japanese|english|
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専門分野・ディシプリン
中東・イスラーム地域研究、国際政治学、比較政治学
研究内容
中東地域研究、国際政治学、比較政治学を専門にしています。特にイスラーム政治思想・運動に注目し、その実証分析を通して中東の政治変動や国際政治の動態を描き出すことをめざしています。現代世界における「イスラーム」の意味と意義を今一度きちんと検討し、21世紀の国際社会のあり方を構想していきたいと考えています。
大学院を目指す方へ
大学院に何のために進学するのか、本当に大学院の研究を通して知りたい、明らかにしたいことがあるのか、しっかりと自問自答してから進学を決めて下さい。私個人としては、やる気がなかったり、中途半端な気持ちの学生さんを面倒みることはできません。
指導修士論文(過去5年)
- 現代エジプト政治におけるサラフィー主義:ダアワ・サラフィーヤの政党設⽴と変容に焦点をあてて
- トルコの「80 年体制」における国家安全保障政策としての南東部アナトリア計画: レーガン政権の対ソ連政策を視野に含めて
- 「アラブの春」以降のチュニジアにおける「民主主義の後退」: 国民の「民主主義観」の多様化と推移に注目して
- ディアスポラ社会におけるマイノリティの共生と抵抗 ―在独クルド人NPO団体の文化活動と政治参加の事例から― Coexistence and Resistance of Minorities in Diaspora Societies: The Case of Cultural and Political Activities of Kurdish NPO Organization in Germany
指導博士論文
- 戦後イラクの平和構築におけるジェンダーの主流化 ――女性をめぐる米国の政策と社会的影響を中心に――
- Deradicalization Policies of the Kingdom of Saudi Arabia: Seeking Moderate Interpretations of Islam (1979-2020)
関連ニュース等
2014年 第4回地域研究コンソーシアム賞・研究作品賞受賞(『イスラーム主義と中東政治:レバノン・ヒズブッラーの抵抗と革命』名古屋大学出版会, 2013年, 480 pp.)
2018年 第33回大同生命地域研究奨励賞(「シリア・レバノンを中心とした現代中東におけるイスラーム主義思想・運動研究」に対して)
2018年 第1回イスラーム文明研究ハダーリー賞(『イスラーム主義:もう一つの近代を構想する』岩波新書, 2018年, 256 pp.に対して)
関連ページ
- 関連サイト
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- SUECHIKA'S OFFICE
- Radiant Issue #9, Story #5「中東の政治を「よりよく」」理解するために」
- Beyond Borders Episode 060「なぜ争うのか?なぜ武力に訴えるのか?紛争を考えることは、平和を考えること。」
- Beyond Borders Episode 060 “Why do we fight? Why do we resort to violence? To think about war is to think about peace”
- B面の岩波新書「末近浩太さん『イスラーム主義――もう一つの近代を構想する』」
- 「「もう一つの近代」という希望――長い帝国崩壊の過程のなかで:『イスラーム主義』著者、末近浩太氏インタビュー」
- 「異なる何か/誰かに触れる――中東地域研究の魅力とは:中東地域研究・末近浩太氏インタビュー」
- メールアドレス
- suechika@ir.ritsumei.ac.jp