南野 泰義

MINAMINO, Yasuyoshi

研究指導可能な課程・言語

  • japanese|
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専門分野・ディシプリン

比較政治学、ナショナリズム論、北アイルランド政治史

研究内容

研究の主たる問題意識は、ヨーロッパや日本をはじめとした諸国の政治とナショナリズムの関係、政治権力とその正当性のあり方にあります。現在は、北アイルランド紛争をめぐる政治的暴力の構造、ナショナリズム、民主主義制度などを中心に研究をしています。本研究科では、「現代民主主義研究」を担当。統治をめぐって、①ナショナリズムと民主主義の関係、②参加民主主義論、闘技民主主義論などを中心に、自由と民主主義の関係、政治権力と民主主義が織りなす関係を検討しています。

大学院を目指す方へ

大学院での研究は、理論と歴史をしっかり体得することが大切です。しかし、知識や技術を体得することだけが学問ではありません。何か解明したいことにこだわって、何事にも「疑問」を持て欲しいと思います。大学院での研究は必ずしも明快な「答え」があるわけではありません。むしろ「答え」を導き出そうとする過程が大切です。そして、疑問について考え、「答え」を創造していくことに、大学院での研究の醍醐味があります。「なぜ」と問いかけることこそ、「学問」の出発点です!!

指導修士論文(過去5年)

  •  第二次世界大戦後のイギリスにおける公共空間展示表象(ミュージアムなど)からみるブリティッシュネスの変遷に関する研究 
  •  フランスの左派ポピュリズムにおけるイデオロギー作用に関する研究—2017 年大統領選挙の事例を中心に— 
  •  ジェイムズ・コノリーの「アイルランド社会主義思想」に関する研究(1897-1913)-マルクス主義から「左翼ナショナリズム(Left-wing Nationalism)」への展開- 

指導博士論文

  • フェリブリージュ運動の再検討
  • 近代朝鮮における抵抗運動とネイション形成に関する研究
  • ロシア政治における「南クリルの問題」に関する研究 -ロシアから見た「北方領土問題」-
  • 現代クロアチアにおけるマイノリティ保護政策に関する研究 ―ネイション化とヨーロッパ化の弁証法的相互作用を通して―
  • 2012年9月 法政大学社会学部岡野内正研究室との合同ゼミ合宿の開催
  • 2012年12月 龍谷大学法学部高橋進研究室との合同ゼミの開催
  • 紀要『立命館国際研究』(立命館大学国際関係学部)