板木 雅彦(特任教授)
ITAKI, Masahiko
研究指導可能な課程・言語
- japanese|english|
専門分野・ディシプリン
国際経済学、国際過剰資本論
研究内容
銀行貸付、債券投資、株式投資を包括する「国際過剰資本」という独自の概念に基づき、世界経済の歴史展開を研究しています。最近では、サブプライム・ローンに端を発する世界金融危機にも強い関心を持っています。また、社会科学の研究方法論として、弁証法の研究にも長らく取り組んでいます。
大学院を目指す方へ
わたしが学部学生時代には、友人たちと経済学や社会科学の「古典」読む読書会を組織して勉強したものでした。手ごわい文章を深く読み込む力は、その時に身につけました。このような基礎訓練を踏まえて初めて、応用のきく専門研究が可能になってきます。大学院進学を目指されている学生諸君も、是非ともそのような経験をもっていただきたいと思います。
指導修士論文(過去5年)
- Reasons and Resolutions of Sino-US Trade Friction
---A Comparative Study of US-Japanese and US-Chinese Trade Frictions - 我が国におけるLCC
長距離LCCへの進出とアフターコロナにおける戦略的提言 - Research on China's Capital Surplus Problem and Countermeasures from the Perspective of Capital Circulation
- A Study on the Cambodian Rice Sector:The Implications of the EU’s Imposed Tariffs on Cambodian Rice
- An inquiry into the development path of China's pilot Free Trade Zone Using the Shanghai pilot Free Trade Zone as main example
指導博士論文
- 国際ネットワーク寡占体制の構造と動態-アメリカ主導の国際航空自由化の現段階-
- 1920年代アメリカの資本輸出 - 独占利潤のマネーフローと利益集団の海外進出 -
- 多国籍企業の財務的側面に関する考察-企業内貿易を通じた利益操作、優遇税制の活用、クロスボーダーM&Aによる資本結合-
- The New Political Economy of Agricultural Development and Food Security in sub-Saharan Africa (サブサハラ・アフリカにおける農業開発と食糧安全保障の新政治経済学)
- The Effect of Communication Technology and Innovation on Economic Growth in ASEAN5+3 Countries (通信技術とイノベーションがASEAN5+3諸国の経済成長に与える影響)