辻本 登志子
TSUJIMOTO, Toshiko
研究指導可能な課程・言語
- japanese|english|
専門分野・ディシプリン
国際社会学、国際移住とジェンダー、フィリピン研究
研究内容
私はフィリピンから諸外国へ移住する人びとの現象について,フィリピン・韓国・カナダなどをフィールドとして研究を行ってきました。特に,フィリピンからの移住者が移住後に直面する課題や,フィリピン人移住労働者が母国に残してきた家族との関係などについて,社会学的な調査を行っています。フィリピン人移住者の観点から,受入国の利害から語られがちな国際移住現象や社会制度の在り方を捉えなおすことをめざしています。
研究内容の面白さ
フィリピン人移住者へインタビューするたびに,これまで自分が思い描いていた常識や価値観を覆すようなストーリーにいくつも出会います。インタビューを通して個人から発せられる言葉には,これまでの学説では明らかにされてこなかった発見が多分に含まれています。個人の小さなストーリーが社会の課題とつながり,目の前に新たな視界が広がるときが,研究をやっていて最も楽しく刺激的な瞬間です。
指導修士論文(過去5年)
- The Pandemic of Prejudice: Understanding Yellow Fever Through East Asian Women’s Narratives
- 中国帰国者2 世のエスニック・アイデンティティの変容―トランスナショナルな生活経験を中心に―
- 在⽇ベトナム⾼度専⾨⼈材の定住・帰国要因―受⼊国、送出国、当事者の事情に注⽬してー
- The Necessity of Legal Marriage for Japanese Homosexual Couples: Analysis of Their Voices from an Emotional and Social Point of View
- 在日国際結婚女性のエージェンシー:中国人女性の子どもへの言語教育実践から
- “Assembling Transnational Social Protection: Experiences and Strategies of Kyrgyz Migrant Workers in Russia”
- タイでクィアに生きること ―「結婚の平等」をめぐる家族のポリティクス―
関連ページ
- 関連サイト
- メールアドレス
- ttr16163@fc.ritsumei.ac.jp