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世界的に著名なエッセイスト、パンカジ・ミシュラ氏による特別講演を開催

去る4月12日(金)、衣笠キャンパスにおいて、国際関係研究科とR-GIRO研究プログラム「新しい平和学にむけた学際的拠点の形成」の共催により、世界的に著名なエッセイストのパンカジ・ミシュラ氏、テンプル大学のジェフ・キングストン教授を招き、「特別講演:The Remaking of Asia – What does the Shift of Power from the West to the East Portend?」を開催した。
講演では、20世紀が日本をはじめとするアジアの政治的・知的目覚めによって特徴づけられること、近年は中国やインドを含むアジア諸国が新勢力として注目されていること、これらのアジア諸国が必ずしも次のアメリカになろうとしているのではなく西洋の影響力に屈することなくグローバルな場で成功しようとしていること、こうしたアジア諸国の興隆が発展と近代化を西洋化と結び付ける考えに疑義を呈していることなどが議論された。
会場にはおよそ60名の学生や教員が集まり、パンカジ氏の問いである「西洋からアジアへのパワー・シフトは世界に何をもたらすのか?」をめぐり、活発な意見交換が行われた。

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