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セミナー報告:第三世界が作った世界秩序―バンドン会議と冷戦後の国際秩序
5月21日(木)、衣笠キャンパスにて、アメリカン大学のAmitav Acharya教授による講演会「第三世界が作った世界秩序―バンドン会議と冷戦後の国際秩序」が行われた。
今年はバンドン会議が開かれて60年という節目の年にあたる。講演では、同会議が第二次大戦後の世界の政治的動態に与えた影響と意義が論じられた。Acharya教授は特に、バンドン会議の遺産として、冷戦の構図が作り変えられたこと、非同盟運動が誕生したこと、また今日のASEANの中心となる東南アジアという地域的国家関係が形成されたことを強調した。
講演会は、国際関係研究科と立命館グローバル・イノベーション研究機構との共催で行われた。およそ120人の学生や教職員が参加し、熱心に講演に聞き入った。