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[ニュース] 講演会「国際機関で働くには」を開催
12月10日(木)、衣笠キャンパスにおいて、国際機関等でのキャリアを目指す在学生を対象に、講演会「国際機関で働くには」(国際関係学部「IR-DR103 国際連合入門」公開講座)を開催しました。
講演会では、外務省総合外交政策局 国際機関人事センターから萩野敦年氏を講師に迎え、なぜ今、グローバル人材なのかを考え、その中で、国際機関で働くという選択肢を提示いただきました。採用制度など国際機関就職への基礎知識に加えて、国際機関で働くための「グローバル人材」の要件として異文化理解(「他人の気持ちが分かること」の積み重ね)ができること、専門家(環境、平和構築、貧困削減、難民、人権・人道、ジェンダー問題等)であること、英語ができることの3つの条件をあげ、1つの専門性を深め、その専門性をとおしたキャリアを積むことの重要性をお話いただきました。
国際機関で活躍するには早い段階から目的を明確にし、準備することが重要ですが、現在国際機関で働いている日本人が大学卒業後にどのようにキャリアをつみ、国際機関への就職につながったのかという具体的なモデルを紹介いただくことで、授業終了後の受講生アンケートでは、「将来の就職先の選択肢として魅力を感じた」、「国際機関への就職がより具体的なものとなった」などの回答がよせられるなど、参加者は国際機関に対する理解を深めることができました。
「IR-DR103 国際連合入門」は国際関係学部の正規科目であると同時に、立命館高等学校(長岡京)の3年生が受講できる高大連携アドバンスト・プレイスメント(AP)科目で、当日は大学生だけではなく、多くの高校生が授業に参加しました。
立命館大学では、国連寄託図書館を京都で唯一運営するほか、国際関係学部・研究科、立命館高等学校等でも国際機関、国際協力分野での教育・人材育成に積極的に取組んでいます。
外務省 国際機関人事センター
http://www.mofa-irc.go.jp/