修了生の声

中国文学・思想専修

富 嘉吟 さん

後期課程 2016年修了
お茶の水女子大学 基幹研究院

指導教員と1対1で指導してもらえる環境に恵まれた中国文学・思想専修を修了し、研究者の道へ

立命館大学文学研究科の志望理由と研究内容を教えてください。

私は学部時代から、唐代の文学とくに白居易の文学を中心に研究してきました。日本の古典には白居易に関する貴重な資料がたくさん残っていますので、日本に留学する運びになりました。その際に、ネットでいろいろな大学の情報を調べて、立命館大学中国文学・思想専攻のホームページにたどり着きました。私の研究分野で活躍する先生がたくさんいらっしゃいますので、「さあ、立命館大学に行こう」ときっぱり決めました。

現在の進路を選択した理由とお仕事の内容を教えてください。

そもそも博士課程に進学したのは、将来研究者になりたいという夢があったからです。現任校のお茶の水女子大学の中国語圏言語文化コースは、立命館中文と同じように、雰囲気がすごく和気あいあいとしていて過ごしやすいところです。身分が学生から教員に切り替わりましたが、みんなと一緒に漢文を読んで自由に討論するという点では、昔とほとんど変わらないと思います。

文学研究科での経験や培った力が、現在の仕事(研究)に活かされていると感じることがあれば教えて下さい。

立命館中文は少人数のコースですので、先生と一対一で話すチャンスに恵まれています。論文の執筆で遭遇する具体的な問題について助言していただけるだけでなく、研究の進め方や最先端の研究情報の入手方法など、方法論をお教えていただくことも多いです。一人前の研究者になるためには、このような指導が欠かせないと思います。私は現在、いつも立命館の先生たちのお姿を真似しながら、授業と研究指導に臨んでいます。

受験生へメッセージをお願いします。

立命館中文は海外の研究者にもよく知られていますので、毎年たくさんの留学生や客員研究員が来ています。彼らとの交流を通じて研究能力と語学力を磨きながら、一衣帯水の中国への理解を深めましょう。中国企業の海外進出にともなって、中国事情に詳しい人材への需要はさらに高まります。立命館中文に進学することは、将来の就職にも大変有利だと思います。

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