GRGP参加者のVOICE
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氏名
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T.O
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所属
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博士課程前期課程 環境都市専攻
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留学先の大学名
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マレーシア工科大学
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留学先の国名・地域名
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マレーシア・ジョホール
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留学期間
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1ヶ月間
留学のきっかけ・目的
建築分野でロボット技術の応用を目指して研究していたものの、学部では電子工学や機械工学を学ぶ機会がほとんどなく、自分のスキルを広げるために電子工学系の研究室に飛び込んでみたいと思ったことが留学の大きなきっかけでした。また、東南アジアで進展する工学系研究の現場を体験したいという思いもありました。
ちょうどGRGPプログラム担当教員から工学系の研究室でドローンプロジェクトに参加してみないかと薦めていただき、挑戦してみようという気持ちが固まりました。慣れない環境で物事を進める力をつけること、語学力向上、異文化を乗り越えて協働するスキルを身につけることを目標にして留学を決めました。
準備段階で苦労したこと・工夫したこと
渡航2ヶ月前まで渡航先が決まらず、研究を進めながら受け入れ先を探す日々は本当に大変でした。当初は建築分野で著名な建築家や研究者のもとへオファーを出していましたが、なかなか決まらず不安を感じていました。そのような中でも指導教員やGRGPプログラム担当教員に継続的に相談していたところ、何人かの先生を紹介していただく機会があり、それが大きな転機となりました。その中の一人の先生が前向きに受け入れを検討したいと言ってくださり、加えて、その先生は前年度の学部関連国際プログラムで懇意にしていただいた方だったため、話が一気にまとまりました。研究と留学の各種手続きを並行するのは大変でしたが、粘り強く交渉しながら同時に進める姿勢が大切だと学びました。
現地での生活・学び
現地では渡航先の先生が本当に親身になってくださり、宿泊先や食事など生活面でも細かく気にかけてくださいました。長期休暇中で学生がほとんどおらず、ほぼ1人でプロジェクトを始める必要があったため、最初は中々研究が進まず不安を感じていました。相談した際、「とにかくやってみて、うまくいかなくてもトライアンドエラーを繰り返すことが大切で、焦らず自分のペースで進めればいい」と言っていただき、その言葉に大いに助けられました。実際に手を動かしてみることで段々と勘所が掴め、成果も現れるようになりました。
また、マレーシアは多民族国家で、宗教や食文化が多様であることに驚くことも多かったです。昼の礼拝やハラルの食文化、手で食べる習慣を実際に体験し、モスクで礼拝に立ち会わせていただいたときは、祈りと内省の時間を大事にする姿勢に深く共感しました。文化の違いを超えて理解できた瞬間だったと思います。
留学を通して得たこと・変化したこと
専門外である電子工学や情報工学に触れたことで、自分のフィールドにとらわれずに新しい分野へ挑戦し、学ぶ力を身につけることができたと思います。帰国後もドローン研究を継続しており、分からないことがあっても自力で学び応用できるようになりました。また、東南アジアと日本の文化や歴史を俯瞰して考える機会が増え、国際的な視野が広がりました。英語で外国人と話すことへの抵抗も小さくなり、完璧ではなくても伝えようと積極的に話す姿勢が身につきました。海外で生活したことで日本の良さにも改めて気づくことができ、就職は日系企業に決まっていますが、将来的には海外で働く経験もしてみたいという気持ちが芽生えました。
これから留学する人へのメッセージ
完璧に準備してから行こうとすると、いつまでも踏み出せないままだと思います。とにかくやってみる、飛び込んでみるという気持ちが本当に大切です。慣れない環境での挑戦は不安もありますが、一つひとつ乗り越える中で確実に新しい自分に出会うことができます。留学はきっと大きな成長につながりますので、ぜひ勇気を持って挑戦してみてください。