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キャンパスライフ

生命科学部生のキャンパスライフを紹介します。

在学生インタビュー  
※在籍情報は取材当時のもの

在学生の声

  • 松田 亮さん
  • 生命情報学科 組織機能解析学研究室

interview.01生命現象の仕組みを探る研究に磨きをかけていつか社会で役立てたい。

 高度な研究環境が整い、生命科学分野だけでなく、社会で必要とされる情報科学分野の両方を学べるのが生命情報学科を選んだ理由。「生命現象の仕組みを知りたい」と思っていた僕にとって、まさに学びたかったことをとことん追求した4年間でした。低回生では生命情報学の土台となる物理学・化学・生物学・数学、情報科学に関する知識や技術を学び、生命現象をシステムとしてとらえ、その仕組みを理解できるようになりました。専門知識を習得するたび、さまざまな分野で学んだことがつながり、理解が深まっていく実感が喜びでした。さらに、コンピュータを用いて生命現象を疑似的に再現し解析する手法を身につけ、4 年次からは代謝のバランスにかかわるメカニズムを調べるために、シミュレーションモデルの構築に取り組んでいます。詳細な反応変化の分析や代謝不全の仕組みの解析を可能とするので、医療・健康分野で活かされる研究です。今後は大学院に進学して専門性にさらに磨きをかけ、将来ここで培った力を社会に役立てるのが目標です。

  • 西山 美聡さん
  • 生命医科学科 幹細胞・再生医学研究室

interview.02ライフサイエンスの探求から世界の医療へ視野が大きく広がりました。

 再生医療にかかわる研究がしたい。そんな希望を抱いて入学しました。4年間でライフサイエンスの奥深さとそれを探求する楽しさを知るだけでなく、さまざまな力を身につけ成長することができました。生命科学部には学術英語やプレゼンテーションなど、高校にはない英語の授業が豊富にあります。3年次の『英語JP1 』では、薬学部の学生と合同グループでプロジェクトに挑戦。研究テーマの専門性が高いため、結論を出すまでにメンバーと試行錯誤しましたが、最後にはその成果を英語でプレゼンテーションし、優秀グループに選出されることができました。また、春期休暇を利用し、1 年次にニューヨークの国連に訪問する留学プログラムに参加。3 年次にはインドのニッテ大学にて現地の医療情勢を学び、都市部と地方の地域格差が深刻であることを目の当たりにしました。留学に行って得られた多様な価値観や視野を広げた経験、また卒業研究などに取り組んで得られた知識を活かして、いつか社会に貢献したいと考えています。

先輩たちの時間割  
※下記は取材当時の時間割例です。カリキュラム、科目名称が変更になる可能性があります。

CASE.01 生命情報学科 松田さんの4年間の時間割

1回生秋セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 無機化学1 生命情報学
基礎演習2
生化学1
2 英語S2 プログラム言語 人体の構造と機能1
3 数学2 数学4 生物学基礎実験
(3Q)

生命情報学実験1
(4Q)
英語P2 生命情報学
プログラム演習
4 情報処理 微生物学
5 アカデミック
ライティング
有機化学1
  • 生命情報学プログラム演習:演習形式で一からプログラムを学ぶことができました。

2回生春セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 分子生物学 生化学2
2 データベース 英語S3 有機化学2 英語P3
3 生化学実験
(1Q)

生命情報学実験2
(2Q)
地球科学
4 データ構造と
アルゴリズム
物理化学1 スポーツの
歴史と発展
5 プログラム演習 スポーツと現代社会
  • 生化学実験(1Q):得られた結果に対して論理的に考察して結論を導く力が鍛えられました。

3回生春セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 医療経営論 英語JP1 プロテオミクス タンパク質工学
2 スポーツ方法実習Ⅰ 進化情報学
3 量子生物学 生命情報学実験4
(1Q)

生命情報学実験5
(2Q)
4
5 オブジェクト指向概論 生物統計学

4回生卒業研究テーマ

代謝シミュレーションモデルの構築

代謝とは、体内でさまざまな酵素反応が複雑に組み合わさって起こる生化学反応です。実験ではわからない代謝のメカニズムを解析するため、代謝反応のシミュレーションモデルの構築に取り組んでいます。

CASE.02 生命医科学科 西山さんの4年間の時間割

1回生秋セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 英語S2 生化学1 生命医科学
基礎演習2
英語P2
2 アカデミック
ライティング
情報処理 心理学入門 無機化学1 人体の構造と機能1
3 数学2 分析化学実験1
(3Q)

分析化学実験2
(4Q)
4 有機化学1 微生物学
5 数学演習2 スポーツのサイエンス

2回生春セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 英語P3 無機化学2 人体の構造と機能2
2 分子生物学 英語S3 生化学2
3 生化学実験
(1Q)

組織学実験
(2Q)
有機化学2 分析化学2
4 人間性と倫理 スポーツの
歴史と発展
5 情報科学 スポーツと現代社会
  • 分子生物学:DNAやRNAの構造や機能などを理解できて興味深かったです。

3回生春セメスター

MON TUE WED THU FRI
1 分子細胞生物学2 病原微生物学 タンパク質工学
2 人体の機能と病態1 人体の機能と病態5 英語JP1
3 生理学実験
(1Q)

薬理学実験
(2Q)
4 薬理学2 人体の機能と病態3
5 生物統計学
  • 人体の機能と病態1:呼吸器・循環器疾患の病態や診断、治療について学ぶことができます。

4回生卒業研究テーマ

iPS細胞が形成される分子構造に関する研究

iPS細胞が形成される分子構造を明らかにするため、マイクロRNA(miRNA)と呼ばれる特殊な分子に着目して研究しています。研究成果は、安全性の高いiPS細胞の作製方法の開発への応用が期待されます。