7月8日(火)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)コラーニングハウスⅡ4階 CⅡ講義室にて、2025年度春学期「西園寺記念奨学金」の給付証書授与式を開催しました。
授与式で代表謝辞を務めた4回生の三田村有紗さん(生命科学部 生物工学科)は、「南草津や草津の小学生を対象として、子ども達と一緒に遊んだり、勉強を教えたり、地域のお祭りのお手伝いをしたりと活動をする中で、悩みや問題を抱えた子ども達と接する機会や幅広い世代の方々と交流する機会が多くあります。子供と関わるサークル活動を通して、コミュニケーションの難しさや大切さを学ぶと同時に、自分自身とは異なる考え方を知ることで自身の視野をより広げることができたと感じています。」と、サークル活動での経験についてお話しされ、また、「私は、植物フラボノイド配糖体アピインの生合成酵素と機能の解析をテーマとしています。研究を始めて数か月が経ちますが、昨年度までに身に付けてきた幅広い分野の知識や英語力は研究において不可欠だと実感しています。また、得られた結果を様々な視点から見て理解する力や自分の考えをうまく相手に伝える力をこれまで以上に高めていく必要があると感じています。今後、研究を進めていく中で何度も失敗をし、思い通りにいかない時もあると思いますが、研究室のメンバーと議論を重ね、その原因や解決策を見つけ出し、根気強く研究を進めていこうと思います。」と、研究活動における今後の抱負を述べられました。最後には、「このような結果を得ることができたのも、先生方をはじめとする大学関係者の皆さま、友人、家族など多くの方の支えがあったからだと強く感じます。支えてくださった皆様への感謝の気持ちを忘れず、奨学生としての自覚を持ち、これからも日々努力していきます。」と感謝の気持ちを伝えられました。
授与式終了後は、リンクスクエア2階教授会室にて懇親会を開催しました。懇親会には、若山学部長はじめ、学部執行部・各学科長の先生方も参加し、受賞者から今後の抱負が発表されると大いに盛り上がりました。