2月1日(土)、2日(日)の2日間、大阪梅田キャンパスにて課題研究レポートの研究成果報告会を開催しました。今年は2つの演習室を会場とし、57名の院生それぞれが、2年間の研究の集大成となる発表を行いました。

今回の報告会では、幅広い分野からの意欲的な研究テーマが並びました。企業の現場が直面するDX推進、サステナビリティ経営、組織変革などの課題に加え、新たなビジネスモデルの構築、マーケティング戦略の革新、産業構造の変化への対応など、実践的かつ先進的な研究が目立ちました。特に印象的だったのは、自社や業界の具体的な課題に、理論的な裏付けと実務的な知見を組み合わせたアプローチです。

1人20分の持ち時間（発表10分、質疑応答10分）では、研究課題の本質を捉えた分析と、実践的な示唆に富む提言が示されました。質疑応答では、教員からの本質を突く質問に対し、理論と実践の両面から掘り下げた議論が展開。発表者・聴講者ともに知見を深める場となりました。

指導教員は主査・副査として複数のレポートを熟読し、研究の発展に向けて示唆に富む助言を行いました。オンライン配信では、次年度の発表を控えるM1の院生たちも熱心に参加。先輩の研究アプローチから多くを学ぶ様子が見られました。

修了を迎える院生の皆さんには、この研究を通じて培った探究力・分析力と実践的知見を、それぞれの現場で存分に活かしていただきたいと思います。皆さんの今後の活躍を心より期待しています。