2024.01.31
水野 由香里教授が『組織盛衰の論理』を出版しました

本書のテーマは、「生き物としての組織」、「組織の栄枯盛衰」である。組織というものは実に奇妙なもので、組織の長の意思決定やリーダーシップ、あるいは、組織の仕組みづくりやマネジメントが功を奏し、高い成果を収めてさまざまなメディアに取り上げられているような組織であったとしても、数年すると、いつの間にか機能不全を起こしてしまっていたということも少なくない。しかし、その一方で、機能不全に陥った企業や地域が、復活を果たしたという事例も少なくない。
放っておくと機能不全を起こす一方で、刺激を与えることで復活することもある組織。この差はどこにあるのだろうか?そして、組織が衰退していく論理(「組織の衰の論理」)を通して、この負のスパイラルに陥らないためには、何をすべきなのだろうか?また逆に、この組織の機能不全から復活を遂げる鍵(「組織の盛の論理」)はどこにあるのだろうか?これらの組織の衰退と復活の鍵を、本書を通して読者に伝えたい。
* 本書は、立命館大学の「2023年度 学術図書出版推進プログラム」の出版助成を受けています。