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多くの学生が日本一の栄冠に輝いた2005年立命館大学の課外活動。主体的な学生の取り組みと共に、大学の支援も重要な役割を果たしています。立命館大学の課外活動支援の責任者である中川学生部長に、強さの秘訣と、課外活動での学生の学びと成長についてお話を伺いました。

Q 2005年度の学生の課外活動を振り返っていかがですか。

スポーツを中心に学術・学芸など多分野で活躍していて、これだけの数の日本一を実現できているのはすばらしいことだと思っています。また、日本一には手が届かなかったけれども、多くの学生が課外活動に参加し、様々な成果を出すとともに、その活動のなかで、それぞれの学生が成長しています。大学としてもうれしく思っています。

Q 立命館の選手は常に高いレベルで活躍しています。多くの学生がいつもすばらしい戦いができるのはなぜだと思いますか。
写真提供:立命スポーツ

アメフト、女子陸上、あるいはインカレで優勝した多くのチームがありますが、非常に高い競技力を維持しているクラブの活動は、共通している点が3つあります。1つは学生自身が高いレベルの能力を持っているということ。その学生たちが必死に練習して、試合で成果を出しています。2つ目は、やはり優秀な指導者がいるということです。そして3つめは、それに加えてOB会の支援がすばらしいということです。学生の熱心な取り組みと、それを支える周囲の環境がそろってはじめて現在の成果を挙げることができているということです。他大学でも立命館に学び、追い越せということで課外活動の援助策を模索しているようです。

Q 課外活動は、学生の成長や進路の決定などにどのような役割を果たしますか。

大学のスポーツは高校までと異なり、学生が自主的に運営していかなければなりません。これは難しいことですが、きちんと徹底できるというのは4回生を中心とする上回生、特にキャプテンがしっかりしているからです。課外活動では、競技力だけではなく、多くの部員を一つの目標に向かって結集させていく力、コミュニケーション力が必要です。いろいろなことを体験して、悩み、考え抜いて成長していく。課外活動は、そういった人間的な成長の場になっているのです。そうして得た力はどこにいっても通用しますし、今後のキャリア形成にも役立っていくのです。

Q 課外活動の展望と、それに向けての大学としての支援について教えてください。

立命館大学の場合、課外活動というのは教育の一環として位置づけており、文武両道を目指しています。課外活動を通じて人間的な素養を身に付けてもらいたいと考えているからです。一昨年、日本オリンピック委員会がトップアスリートサポート賞というものを設けました。立命館大学も選ばれたのですが、「文武両道で高いレベルの競技力を達成した」というのが表彰理由でした。課外活動を通した人間形成と正課との連携を目標としている私達にとって本当にうれしいことでした。

また、日本一になると選手たちも達成感を持って成長すると同時に、教職員、学生、30万人の校友など関係者全員の励みになります。そういう意味では学園アイデンティティを高揚させるのに大変大きな意味を持っています。

Q 学生へのメッセージをお願いします。

大学時代というのは、人生のなかで一番成長する時期です。だから、夢と目標をもって過ごせば、とても充実した学生生活になるし、自分の将来の基本的な型を築くことができます。正課は当然のこととして、課外活動で自分の夢や目標を早く見つけ、4年間かけてやり遂げてほしいと思います。

取材・文学生広報スタッフ 安田哲郎(産業社会学部4回生)

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