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年間行事

研究室の年間行事予定と参加予定学会は以下の通りです。詳細は年によって若干変動しますので、あくまでも参考程度でご覧下さい。

主な行事 主な参加学会
4月 縦割り学生懇親会
卒論中間発表会
 
5月   日本薬剤学会
日本TDM学会
6月 日本医療薬学会フレッシャーズカンファランス
7月 春学期定期試験 医療薬学フォーラム
8月 卒論発表・打ち上げ  
9月   日本医療薬学会年会
10月   日本薬学会関西支部大会
11月 3回生研究室配属 日本薬物動態学会
12月 OSCE(薬学科4年生)
CBT(薬学科4年生)
忘年会
日本臨床薬理学会学術総会
1月 秋学期定期試験  
2月 薬剤師国家試験  日本病院薬剤師会近畿学術大会
3月 卒業式 日本薬学会
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教員からのひとこと

教員からのひとこと

医学の進歩と多様化に伴って、臨床現場における薬剤師の役割も大きくなっています。薬剤師はくすりの専門家として薬効や副作用の有無を評価し、医師や看護師など他の医療スタッフと協力して患者さんの薬物治療に貢献していくことが要求されています。「研究者ではなく薬剤師を目指しているのだから、研究など必要ない」と考えている人がいるかもしれませんが、実際の薬物療法
では研究で培った知識や技能が役に立つことが少なくありません。

例えば、薬剤師が患者さんの薬物治療に貢献するためには、治療上の問題点を抽出・評価し、解決策を検討・提案するという作業が必要になります。この作業は、研究における「明らかにしたい事象を整理し、計画を立て、実験や調査により検証・評価し、成果を学会や学術雑誌で発表する」という一連の作業ととても似ています。したがって、研究者目指す人だけではなく薬剤師を目指す人にとっても、卒業研究は重要な演習科目の一つであることがお分かりいただけるかと思います。

ここまでの説明をご覧いただくと、卒業研究は敷居が高いと印象を受けたかもしれません。しかし、当研究室の教員は卒業研究を通じて、薬剤師に必要な科学的且つ柔軟な思考を習得できるよう段階的にサポートしていきます。教員が大学病院で勤務した経験を踏まえて、当研究室では以下の学生を歓迎します。


  •  1. 薬物動態学や臨床薬理学、製剤学、分子生物学に関心のある方
  •  2. 探究心を持っている方
  •  3. 研究室関連のイベントに積極的に参加できる方
  •  4. 規則正しい生活を送ることができる方

  • 研究室配属や研究内容等に関して不明な点があれば、教員に気軽にご相談下さい。また、研究室活動の詳細については、当研究室の配属学生に自由にご相談いただいて構いません。

    当研究室に興味を持ち、切磋琢磨していきたいと考えている皆さんとの新しい出会いを、研究室員一同心から待ち望んでいます。

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    研究内容

    研究内容

    医療薬学研究室2では、病院や薬局等の医療機関と連携し、医療現場における問題点を抽出・解決するための様々な研究を行っています。主な実験では、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) やタンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) などを用いて患者さんの血中薬物濃度の測定を行ったり、患者さんの血液検体から遺伝子を抽出して薬物代謝酵素やトランスポーターの遺伝子変異を測定したりして、薬物動態学的な解析を行います。その他にも、治療効果や薬物動態の個人差が生じるメカニズムを探索するために、遺伝子改変細胞を用いた分子生物学的実験を行ったりします。


    具体的な研究内容については、研究概要のページをご参照ください。

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    研究室生活

    研究室生活

    ピザパーティーや歓迎会などのイベントも数多く企画され、みんな和気あいあいと楽しく過ごしています。もちろん研究にも力を入れており、コアタイム(9:30〜17:30)にはしっかりと研究や勉強を行っています。また、論文紹介や研究進捗報告を行うセミナーが週に1回開催されています(発表は一人あたり年2-3回程度)。

    学外での活動として、研究成果を発表するために全国各地で行われる学会に積極的に参加できます。卒業するまでに少なくとも一人2回の学会発表を行うことを目標としています。発表内容が高く評価されると、学会で発表賞を受賞することもできます。これまでにも何人かの先輩が受賞していますので、皆さんも是非挑戦しましょう。


    ※受賞歴や発表実績等はアルバム研究業績のページをご参照ください※


    夏休みなどの長期休暇は比較的自由に取得できます。さらに、5、6回生時には4回生の実務前実習のTAなど、将来に役立てられる様々な経験を積むことができることも、この研究室の魅力ではないでしょうか。

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    医療機関との連携

    医療機関との連携

    常に最新の医療に関連する知識を習得するため、医療薬学研究室2では積極的に医療機関と連携した基礎・臨床研究を行っています。卒業研究では、病院の薬剤部と連携し、実務実習期間後も継続して医療現場で研究を行うことも可能です。

    共同研究施設としては、滋賀医科大学医学部附属病院や山形大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、京都第二赤十字病院、京都桂病院、京都市立病院などとの連携実績があります。また、所属教員が定期的に医療機関で研修を行い、自己研鑽と現状の医療における問題点の抽出に努めています。

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    先輩からのアドバイス

    先輩からのアドバイス

    当研究室では、医療現場での問題点に基づいた様々な研究テーマに取り組んでいます。研究テーマは多岐にわたっていますが、どのテーマにも共通して自分たちの研究内容が臨床へ活かされるという点が大きなモチベーションとなります。

    また、教員の先生方が身近に在席されているため、疑問点の解決や実験方針の決定などを気軽に相談できるサポート体制が充実していることも利点の一つです。さらに、学会での発表も積極的に行うことができますので、充実した研究室生活を過ごされたい方々は大歓迎です。少しでも興味があればぜひ見学にお越しください。

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    卒業後の進路

    卒業後の進路

    卒業後の進路は、病院薬剤師や薬局薬剤師のほか、公務員や製薬企業のMR (医薬情報担当者) 、大学院進学など多岐にわたっています。そのなかでも、全国の病院には複数の卒業生が就職しています。
    【就職先例】
    京都大学医学部附属病院               大阪大学医学部附属病院
    滋賀医科大学医学部附属病院        岐阜大学医学部附属病院
    佐賀大学医学部附属病院              三重大学医学部附属病院
    愛媛大学医学部附属病院              徳島大学病院                        京都府立医科大学附属病院
    北里大学病院                              久留米大学病院                     滋賀県立総合病院
    高知医療センター                         京都岡本記念病院                  淡海医療センター
    水前寺とうや病                            日本赤十字社 和歌山医療センター
    済生会千里病院                          独立行政法人 広島市立病院機構
    大阪府職員                                佐賀県職員
    アステラス製薬株式会社               株式会社マツモトキヨシ           株式会社アインファーマシーズ 
    日本調剤株式会社                      中部薬品株式会社                   和研薬株式会社
    ウエルシアホールディングス株式会社                                          株式会社ファルコファーマシーズ 
    など

    【進学先例】
    京都大学大学院薬学研究科