変化して進化する
立命館小学校では毎年、「今年度の漢字」を児童が選びます。今年の漢字は「進」に決まり、今日のオンライン全校集会で発表されました。
「今年度の漢字」をその場で揮毫し、紹介してくださるのは、大徳寺の高田管長です。「進」という漢字にまつわってのお話をいただきました。
その中で、私自身がとても勇気づけられたお言葉がありました。それは、「困難を乗り越えるためには、自分自身が変化しなければならない。そして、その変化こそが進化につながる」ということです。
昨年から続く新型コロナへの対応で、正直なところ、大人も子どももどこか疲れている部分があると思います。その疲れは、毎日の生活を送っていくために、感染防止の工夫をしたり、生活の仕方を調整したり、という変化の連続によるものでもあります。しかし、そういった生活上の変化は全て進化に、つまり自分の成長につながるものであると、明言してくださったのでした。今続けていることは大変かもしれないけど、長い目で見たら意味のあることなのです。
「進」という漢字には、子どもたちの「夢や希望に向かって前に進んでいきたい」という気持ちが込められています。そんな素敵な漢字を選んだ子どもたちにの心にも、高田管長のお話はしっかり届いたようです。そして、感染防止のための決まりを再度確認し、やるべきことをやりながら、みんなで協力して学校生活を創っていくこと、あらためて確認できました。
ちなみに、過去に選ばれた漢字は、こんなふうに廊下に飾られています。子どもたちのさまざまな想いや考えが、毎年蓄積されていきます。
校長 堀江未来