立命館小学校

「見守る」の発見

気がつけば、前回の更新が2月2日、ずいぶん時間が経ってしまいました。この間、卒業式や立志式などさまざまな行事もあり、文章にしたいなあと思う出来事もたくさんありましたが、またそれは今後時間を見つけて書いていこうと思います。

ところで、小学校の仕事をするようになって、新しくできるようになったことがあります。それは「見守る」ということです。この一年、小学生にとっては、見守られていること、誰かが見てくれていることが、すごく意味のあることなのだということを、よく理解できました。小学校の先生方には当たり前のことだと思いますが、私には大きな発見でした。

その発見が確信にかわったのが、こちら。
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四年生のクイズキング一同から、成長を見守ってくれてありがとうという賞をいただいたのです。私が何かしたわけではないけど、見守ってたとわかってくれたこと、とても嬉しかったです。

大学では学生を「見守る」という機会、というか、感覚がありませんでした。むしろ、ジロジロ見てたら失礼に思うだろうな、関わるなら何か言うなり、目的がわかるようにしなければ、と思ってました。

でも、どうやら中学生も高校生も、そして小学生は特に、身近な大人に見られているということそのものが、重大なコミュニケーションであり、関係の受け止めであり、存在の承認なのだなあと思います。

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今学期も無事に終わり、今日から春休み。学期最終日恒例の、警備員さんからのメッセージ。これもまた、愛情あふれる見守りの形です。


校長 堀江未来