立命館小学校

「平和ってなんだろう?」

2月4日、5年生の文化フェスティバルを行いました。5年生の4クラスが、順番に発表しましたので、私は4回観せてもらいました。毎回、それぞれのクラスなりの感動がありました。

今回は、5年生が年間を通じて教科横断型で取り組んできた「平和」がテーマとなっています。文化フェスティバルのために準備して行ったというよりも、4月以降積み上げてきた探究学習の成果発表としての場という位置付けです。子どもたちは、「平和ってなんだろう?」という奥深い問いに対する答えを、演劇、朗読、ディベート、太鼓や琴の演奏、日本舞踊、ヒップホップなどさまざまな形で表現しました。盛りだくさんなのですべてをお伝えすることはできませんが、一部紹介します。

発表の中で、谷川俊太郎「へいわとせんそう」という絵本の紹介がありました。これはシンプルな絵と言葉の対比が非常に強いインパクトを持つ絵本です。立命館小学校には、道徳にあたる「立命科」という教科があり、年に数回、全ての学年で同じ教材で学ぶ「全校立命」という授業があるのですが、この絵本は、そこでとりあげたものでした。
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あらためて児童の声でこの絵本の朗読を聞くと、とても力強いものがありました。

舞台の中盤からは、さまざまなパフォーマンスが重層的に始まり、太鼓・箏の演奏と、日本舞踊・ヒップホップの共演があり、大変華やかな舞台になりました。
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踊ったり歌ったりできることの喜び。平和の象徴です。

国語の授業では、やなせたかしさんについても学びました。そして、今回の舞台では、やなせたかしさんの代表作「アンパンマンのマーチ」の歌詞を引用し、子どもたちが順番に語りかけました。一つ一つの言葉が、大人の心に刺さります。特に私に響いたのは、以下の部分。

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!
 
生まれて、生きていること。そこに意味を見出せること。それは、人が人として尊重されていることの証で、それが人権が守られているということだとも言えます。そうならない状況に対して、「いやだ!」と叫んでいる子どもたちの言葉には、独特の響きがありました。
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平和を希求することの大切さと難しさを表現する子どもたちの姿に、かけがえののないものを感じました。


校長 堀江未来