立命館小学校

芸術作品展が始まります

トップページでもご紹介していますが、2022年度立命館小学校芸術作品展が明日3月3日より始まります。

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全校児童の絵画と陶芸の作品が、約1500点並びます。3年に一度の開催、本校児童の作品を広く一般の方にも見ていただける貴重な機会として、一同大変楽しみに準備を進めてきました。
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この開催にあたって、私からのごあいさつとして、以下のような文章を、会場に掲示しています。私の目からみた、本校の図工授業の魅力やそこで輝く子どもたちの姿を伝えたいと思いました。広く読んでいただきたく、こちらにも掲載します。

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2022年度立命館小学校芸術作品展にお越しいただき、ありがとうございます。
 
私がはじめて立命館小学校の図工の授業を見たとき、いくつかとても印象に残ったことがありました。絵画のテーマについてそれぞれよく考えを巡らせた後、迷いなく、勢いよく描き始める子どもたち。そして、一人での作業が一定時間終わると、自然と「集団学び」に気持ちがむいて、そこではお互い、素直に良い点を指摘し合う。讃えあう。そして、また一人の作業に戻っていく。自分と向き合う、集中の時間。子どもたちは、正解不正解にとらわれず、上手下手という概念を飛び越えて、仲間も自分もどちらも尊重しながら、自分を表現するということに安心して向き合っているように見えました。そして、出来上がってくる作品の、それぞれの力強い個性。
 
本校にとって、「豊かな感性を育む」ことは、教育の4つの柱の一つです。「確かな学力を育てる」「真の国際人を育てる」「豊かな感性を育む」「高い倫理観と自立心を養う」の4つの柱が相互に影響し合いながら、子どもたちの成長を助けてくれるものと考えています。中でも、さまざまな「本物」に触れつつ、お互いの自己表現を肯定しながら豊かな感性を育むことは、小学生という発達段階においてこそ、その後の成長を支える自己肯定感を育てることにもつながります。
 
この芸術作品展では、総数1500点を超える全校児童の作品を展示しています。子どもたちが生き生きと作品に向かう様子、自分と真剣に向き合って表現する様子、仲間を認め、仲間に認められながら切磋琢磨する様子・・・。ぜひこれらの作品を通して、子どもたちが学びに向かう姿を想像していただければと思います。立命館小学校の子どもたちの個性あふれる世界観をどうぞ存分にお楽しみください。
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というわけで、みなさま、ぜひ立命館小学校芸術作品展へ足をお運びください。3月3日から5日の3日間、立命館学園朱雀キャンパスで開催しています(場所は立命館小学校ではありませんのでご注意ください)。皆様のお越しをお待ちしています。


校長 堀江未来