立命館小学校

2023年をふりかえると

今日は二学期終業式でした。その前には、5年生のレクに混ぜてもらい、グラウンドで子どもたちを追いかけ回しましたが一人も捕まえられず・・・。子どもたちのすばしっこさと軽やかさはすごいです。久しぶりに思いっきり走って気分爽快でした。
primary2/blog/detail/img/20231220-1
primary2/blog/detail/img/20231220-2

ところで、二学期はワールドウィークに始まり、行事が目白押しでしたので、改めて振り返ると、子どもたちは本当にいろいろなことに挑戦してきたことがわかります。うまくできたこともできなかったことも含めて、いろんな学びがありました。・・・というようなことを考えつつ、昨晩、終業式でのお話を考えました。

毎回、子どもたちに何を話すか考えるとき、私はいつも自分が過去にした話のメモを読み返します。始業式・終業式・全校集会で話してきた内容を見返して、定期的に伝えたいことや前の話を受けて今回話すべきことなどを整理するためなのですが、今回はその前に、今年の1月からの分を見返していて、とても驚いたことがありました。それは、今年の3月までは始業式や終業式や全校集会をまだオンラインでおこなっていたということです。

そういえば、2020年から2022年あたりは、新型コロナ禍への対応に毎日追われていたのでした。全国一斉休校措置から始まり、学校としても個人としても経験したことのない状況に突入。それからは、正解のない問題と次々向き合って、みんなで知恵を集めて解決策をねっていく、そんな日々でした。

子どもたちにはマスク着用や日々の衛生のためのルールを徹底しなければならず、子どもたちがじゃれあうのを阻止しなければならず、子どもたちの楽しみにしている行事も中止にせざるを得ず・・・。最善を尽くしているとはいえ、校長として、自分自身の気持ちの折り合いをつけるのが大変な日々でした。これは私だけでなく、世界中の全ての先生方がこの間経験してきた感情ではないでしょうか。

しかし、今年の4月以降、そんなことをすっかり忘れ、私たちは学校での生活を楽しむことができました。今では当たり前のような子どもたちの楽しそうな姿も、昨年までは当たり前ではありませんでした。今朝も5年生がグラウンドをおもいっきり走り、みんな楽しそうにしている姿を間近に見ながら、あらためて、こういう学校らしさがすっかり戻ってきたんだな、私たちは乗り越えたんだな、と実感しました。

今日のハンター役は、児童と先生が一緒に務めました。出動待ち。
primary2/blog/detail/img/20231220-5
primary2/blog/detail/img/20231220-4

こうやって書きつつ、新型コロナ禍の話題も、なんだか今さら?な感じもします。しかし、誰にとっても難しかった時期を、今年乗り越えたのだということを書いておくことで、あらためて区切りとし、来年に向かっていきたいと思いました。

いろいろな人が集まり、集団の中でもまれながら、一人ひとりの挑戦を応援しあって、子どもも大人も成長していく。2023年は、そんな学校らしさを取り戻せた一年でした。そして、それが可能となったのは、さまざまな方が陰日向となって立命館小学校を支えてくださったからでもあります。そのことに、この場をお借りして深く感謝申し上げます。みなさま、良いお年をお迎えください。


校長 堀江未来