立命館小学校

立命館小学校1期生からの贈り物

 8月後半に,立命館中学校・高等学校と立命館小学校合同で教職員研修会を行いました。今年度は,立命館小学校1期生に協力いただき,小学校や中学校・高等学校での学びや思い出,そして今にどのようにつながっているかを赤裸々に語ってもらいました。

 

● 専門性の高い,個性あふれる先生方のおかげで,様々な視点で物事を見られるようになった。目標を持つことの大切さ,何かにチャレンジするときのマインドセットなども学ぶことができ,それが今の仕事にも生きていると実感している。

● 受験がない分,本当に自分たちのやりたいこと,好きなことをいっぱいやらせてもらえた。小学校でその根っこを創ってもらい,高校で生徒会活動やクラブ活動,実行委員などその選択肢もたくさんあり,苦労することもあったが,それが良い思い出になっている。主体的に取り組むことで,得られるものも変わってくることを実体験の中で学ぶことができた。

● 英語について,スピーキングやリスニングについては,どのカテゴリーでも自信を持って取り組むことができた。また海外の人との交流も小さい頃からたくさんあったので,物おじすることなくいろんな取組に参加することができた。

● ハウス活動で,リーダー的役割もでき,またフォロワーの経験もすることができたことで,それぞれの立場の人の気持ちも理解できるようになった。

● 今は,海外や関東圏で仕事をしている人も多くいるが,未だに連絡を取り合い,仲良くしている。こうした仲間と12年間一緒に過ごせたことも大きな財産だと思っている。

 

 会場に足を運んでくれた1期生の皆さんからは,誇りと自信があふれていて,一人ひとりの根っこには,立命館アイデンティティが醸成されていることが感じられました。1期生がくれた言葉こそが,私たち教職員の背中を押してくれる大切な贈り物となり,元気と勇気をいただいた時間となりました。

 これからも一人ひとりの「根っこ」を育てていけるよう,ますます教育活動に邁進していきたいと思った夏の研修でした。

 校長 小笹大道

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