ちはやふる
本校では,1月28日(火)にRits百人一首大会を実施しました。大会実施は学年単位で行いますが,集計はハウスごとで行い,6学年の合計で順位を競います。そのため,練習はハウス単位で実施するなどして,ハウスのメンバーがそれぞれの学年で活躍できるように工夫しています。上級生と一緒に歌を覚えたり,札を取る練習をしている姿はなんとも微笑ましいものです。
【1年生の大会の様子】
百人一首は,和歌の名手・藤原定家が飛鳥時代から鎌倉時代までの百人の優れた歌人による和歌を一首ずつ集めたものです。京都市右京区の桂川北岸に位置する小倉山の別荘で和歌を撰んだことに因み「小倉百人一首」とも呼ばれるようになりました(嵯峨嵐山文華館ホームページから引用)。
京都にも縁のある小倉百人一首。和歌を聞きながら,そこに詠まれる情景を思い浮かべることも,また情緒があるものです。
【6年生の大会の様子】
立命館小学校は京都にあることを生かし,京都の文化や伝統を体験的に学ぶ機会がたくさんあります。今回は小倉百人一首を通して,和歌の音韻や情景,歌人の表現や視点など様々な感性と出会った時間となりました。こうした日本文化の経験が,国際人として生きていく子どもたちの「根っこ」を育ててくれます。「ちはやふる」は「勢いのある」という意味ですが,子どもたちがしっかりとした根っこを育むことで,勢いよく,これからも成長していってほしいと願っています。
校長 小笹大道