立命館小学校

変わってしまった事、変わらない事

この度の件で、今まで当たり前だった様々なことがそうではなくなり変わってしまった、と言うようなことを以前書かせていただきました。

「ならば、変わってないことは、何かあるだろうか」とふと思った時に、タイミングよく鳥の声が聞こえました。

あっ、そう言えば、自然はこの騒動の中変わりはないなと。確かに、自然は、この状況を知ってか知らずか、毎年の様に変わりなく私たちにメッセージを送ってくれています。

ウグイスの声が聞こえたり、ツバメの姿も見ることができたりする時期となりました。きれいな桜の花が姿を見せ終えた後、今は、紅や白のハナミズキが満開になり、ツツジも結構咲き誇っています。ミミズやモンシロチョウやテントウムシも活動し始めた様子です。そうそうお日様は毎日昇り、今は6時半頃までは私たちを照らしてくれて、月へとバトンタッチしています。

人間は、時計を見たりカレンダーを見たりして、予定を立て、あーそうだった、と忘れていたこと思い出すのが常です。しかし、自然と言うものは素晴らしいです。時計もカレンダーも見ないのに、きっちり一年後に同じ姿を見せてくれます。変わりなく。

自然と共に生きる、と言う言葉はよく耳にしますが、私たちの生活や暮らしに関わって見直すきっかけをこの度の件を通して問いかけられている、私はそんな思いを持ちました。

さて、本日金曜日。保護者の皆様におかれましては、変化のある日々のご対応には感謝申し上げます。有難うございます。



学校長 長谷川昭