外国語ユニット

英語P1

学生の関心事に関連したプロジェクトを通して、英語で自分の考えを探求し、その成果を発信します。基礎的なリサーチの方法を学びます。また、ICTを活用した簡単なプレゼンテーションの方法を学びます。ピア・レビューやディスカッションの実践を通して批判的思考力や論理的思考力の向上を目指します。

外国語ユニット

英語S1

プロジェクトを発信するための English Skills (Listening, Speaking, Reading, Writing) と English Competence (Syntax, Pronunciation, Vocabulary) を修得するための科目であり、プロジェクトを軸に展開する上記「英語P1~P4」と有機的に連動します。本科目においては、中でも、Listening と Speaking を重視した授業を行います。

外国語ユニット

英語P2

学生の関心事に関連したプロジェクトを通して、英語で自分の考えを探求し、その成果を発信します。量的研究の方法を学び、よりアカデミックなプロジェクトを実施します。インタビューやアンケートの方法を学び、実践します。

外国語ユニット

英語S2

プロジェクトを発信するための English Skills (Listening, Speaking, Reading, Writing) と English Competence (Syntax, Pronunciation, Vocabulary) を修得するための科目であり、プロジェクトを軸に展開する上記「英語P1~P4」と有機的に連動します。本科目においては、Listening、Speakingのスキル強化に加えて、中学・高校の理数系教科書レベルの英語をベースに科学的な表現も学びます。

外国語ユニット

英語P3

学生の関心事に関連したプロジェクトを通して、英語で自分の考えを探求し、その成果を発信します。より一層リサーチにフォーカスしたプロジェクトを実施します。リサーチの成果をディベートやパネルディスカッションの形式で発表します。

外国語ユニット

英語S3

プロジェクトを発信するための English Skills (Listening, Speaking, Reading, Writing) と English Competence (Syntax, Pronunciation, Vocabulary) を修得するための科目であり、プロジェクトを軸に展開する「英語P1~P4」と有機的に連動します。本科目においては、中でも、Reading、Writing を重視した授業を行いますが、Listening、Speaking も取り入れます。

外国語ユニット

英語P4

学生の関心事に関連したプロジェクトを通して、英語で自分の考えを探求し、その成果を発信します。グループプレゼンテーションやシンポジウム、グループワークを取り入れたプロジェクトを実施します。より一層実践的なリサーチ方法論を学びます。

外国語ユニット

英語S4

プロジェクトを発信するための English Skills (Listening, Speaking, Reading, Writing) と English Competence (Syntax, Pronunciation, Vocabulary) を修得するための科目であり、プロジェクトを軸に展開する「英語P1~P4」と有機的に連動します。本科目においては、中でも、Reading、Writing を重視した授業を行いますが、コミュニケーション活動も取り入れます。

基礎ユニット

リテラシー入門

総合心理学部での学習と研究の基盤となる能力を身につけ、発展させることが本講義の目的です。大学生としての図書館やインターネットの利用方法、コンピュータを利用した文章やプレゼンテーション、日本語での論理的な表現と文章の構成法、学部卒業後の進路設計などについて講義を行います。大学での学びの環境を最大限に活用すること、そして入学直後から将来を展望しようとする意識を高めることができます。

基礎ユニット

社会の中の心理学

心理学の学生ならではのキャリア形成を考えるための機会を提供する科目です。心理学の基本的な考え方について講義をするとともに、心理学を学び既に社会で活躍する卒業生や、心理学を使って社会で活躍する多数のゲストの話を聞くことが出来ます。そしてキャリア形成の基本的理論や、青年期の心理学理論などの学びを通して自らのキャリア形成を深めることができます。

基礎ユニット

プログラミング入門

総合心理学部では、コンピュータを利用した心理実験や調査、データ解析、計算機シミュレーション等をはじめとする多様な研究手法が用いられる。その中には,それぞれの目的・方法にあうようにコンピュータ・プログラミングを行う技能が必要となる。本講義では、コンピュータプログラムを構成するプログラミング言語の基礎的な知識や技能を身につけるための授業を行う。具体的には、型と演算、条件式、繰返し処理、配列、関数等、プログラミング入門における標準的な学習項目を中心に学ぶ。また本授業では、プログラミングの知識を活用し、心理実験で用いる実験プログラムの作成(視聴覚刺激の画像や動画の作成・編集など)や大規模なデータの解析、さらには人間の心をコンピュータでシミュレーションする方法等について学ぶことができる。

キャリア・組織領域

国内フィールドスタディ

大学でのガイダンスを受けて計画書を作成したうえで、日本国内の企業、大学、研究所などの機関、またNPOやボランティアなどの組織的な社会活動で実習活動を行う講義です。さらに、実習終了後には事後学習を行い、成果をレポートとしてまとめて成果の報告・発信も行います。最終目標は、実習に関わる専門領域の知識を深め、社会全般で役立つ考え方などを養うことです。

英語アドバンスドユニット

海外フィールドスタディ

大学でのガイダンスを受けて計画書を作成したうえで、海外の企業、大学、研究所などの機関において、英語で心理学を学ぶだけでなく、現地で実習活動を行う講義です。さらに帰国後には事後学習を行い、成果をレポートとしてまとめて成果の報告・発信も行います。最終目標は、実習に関わる専門領域の知識を深め、国際的な視点に立った幅広い考え方などを養うことです。

基礎ユニット

心理学統計法Ⅰ

心理学統計法Iでは、心理学の研究で用いられる基礎的な記述統計(度数分布、代表値、散布度、クロス表、相関係数、回帰分析など)について学びます。

基礎ユニット

認知心理学概論(知覚・認知心理学)

認知心理学がどういう学問であるか、その考え方や人間観、研究方法、基礎的な研究成果から最新のトピックまでを一通り概説します。日常生活における具体例を紹介しつつ、知覚、注意、記憶、思考などの基本的な認知機能について基礎知識を身につけます。また、認知情報処理を研究する際の実証的アプローチ、情報処理アプローチ、状況論的アプローチ、進化的アプローチなどの多様なアプローチをマスターし、科学的なものの見方を養います。

行動・科学領域

行動分析学(学習・言語心理学)

行動分析学(学習・言語心理学)の基本的な知識を学習します。具体的にはレスポンデント条件づけとオペラント条件づけの基本原理、随伴性、刺激性制御、強化スケジュール、シェイピング、確率操作、行動連鎖、条件性弁別、実験デザイン、言語行動などの問題を扱います。特に重要な点が随伴性であり、動物とヒトの行動を随伴性の観点から理解できるように講義を展開します。さらに随伴性を三項、四項と拡張していくことでより詳細な分析ができることを目指します。

知覚・認知領域

神経・生理心理学

心理的活動の背景には大脳を含む中枢神経系、心臓などの末梢神経系をはじめ様々な生理的活動が関与しています。神経・生理心理学とは、人間の多様な心理的活動と生理的活動との対応関係を研究する学問です。本講義では脳・神経系の構造や機能を概観した後、様々な心理・精神的事象と生理的反応との関係について日常的な例を挙げつつ理解を深めます。また、様々な生理指標の測定方法や原理(例えば、脳波、fMRI、NIRS、皮膚電気反応等)について説明します。

知覚・認知領域

思考心理学

人間はなぜ論理的に考えられないのか、なぜ間違った判断をしてしまうのか、などといった疑問に答えるように、人間の思考に関する心理学的知見を紹介します。具体的には、問題解決、推論、確率判断、意思決定、倫理判断、感情、幸福感などといったテーマを扱います。人間の思考についての心理学研究の歴史は心理学そのもののと同じくらい古く、100年以上昔までさかのぼることができます。本講義では、人間の思考に関する基礎的知見から、最新研究の一端までを網羅して紹介します。 

知覚・認知領域

認知科学

本講義では情報処理のアプローチに基づく人間の心の働きについて学びます。本アプローチが採用する理論やモデル・方法論に習熟し、日常場面での心理現象を科学的に理解します。また、人工知能やヒューマンインタフェース、脳科学など関連領域についても取り上げ、人間が行っている情報処理について多角的に学習します。また、低次/高次の認知情報処理にとどまらず社会的インタラクションやコミュニケーションなどの認知科学の最新のトピックスについても解説します。 

知覚・認知領域

知覚心理学

感覚・知覚に関する概論的知識を講義します。具体的には、恒常性、錯視、形態知覚、色覚・色彩、運動知覚、空間知覚、立体感覚、聴覚、多感覚相互作用、バーチャルリアリティ等を扱います。感覚・知覚はまずは意識される内容であると考えられ、経験主義的世界観においてはあらゆる知識の入口ということがき、心理学の基盤ともいうべき学問領域となります。また、講義内容を理解するために必要な神経生理学や芸術などの隣接領域についても紹介しつつ授業を展開します。

知覚・認知領域

学習・記憶心理学

心理学における学習と記憶に関する諸研究を検討し、関連する現象と理論について概説します。学習と記憶のはたらきによって人は行動を変容させ、その結果、環境への適応が可能になります。このような特徴は動物一般に当てはまるものの、人は学習・記憶機能は他の動物に見られないほど高度で複雑です。本講義では、条件づけに関する近年の研究および記憶と判断に関する認知心理学的研究とそれらの展開を扱い、行動と認知過程の変化を客観的に捉えることができるようになることを目標とします。

行動・科学領域

応用行動分析学(学習・言語心理学)

応用行動分析学(学習・言語心理学)の基礎的な知識について学習します。強化随伴性、機能分析、課題分析、プロンプト&フェイディング、1事例の実験デザインなどの学習を通して、行動分析学の人間理解の視点、人間の行動と環境との相互作用の在り方について理解を深めます。行動分析学からの人間行動の理解について、説明できるようになること、行動分析学の基礎的な専門用語について説明できるようになることを目標とします。

知覚・認知領域

認知情報論

生理・感覚・知覚・低次認知・高次認知における心理現象およびそのメカニズムを情報処理過程という観点から論じます。心理学という学問の立脚点としては、「こころは脳の機能である」という還元論的な情報処理心理学を志向するものではありませんが、神経科学を意識したニューラルネットワーク研究や、その逆に実際の脳の構造には必ずしもこだわらない人工知能研究等を含む数理科学的な発想の研究およびその成果についての講義を行います。

知覚・認知領域

応用認知心理学

近年、基礎的な心理学を実社会に活かす試みがますます重要となっています。応用認知心理学とは、認知心理学の研究方法および研究成果を、産業・サービス、教育・学習などにおける現実場面での様々な問題に応用することを目指す学問と位置づけられます。本講義では、認知心理学の基礎的内容を概観した後、多様なテーマに関して、認知心理学や広義の実験心理学が現実世界で直面する問題をいかに解決し、我々の生活を豊かで便利なものにしているかを解説します。

行動・科学領域

障害者・障害児心理学

障がい児(者)の支援の歴史的な経過と現在の状況について、教育や福祉、就労の領域を中心に学習します。障がい児(者)の支援が、どのような人間理解に基づいて発展してきたのかについて学びます。これからの障がい児(者)の教育、福祉、就労の問題を実証的な研究から理解します。障がい児(者)の理解の歴史的な変遷について説明できるようになり、また実証的な例を挙げて、障がい児(者)の教育、福祉、就労の問題を理解できるようになることを目的とします。

知覚・認知領域

色彩論

色彩および色覚に関する講義を行います。本講義は色の知覚心理学および認知心理学を基軸とし、色の知覚・認知的な情報処理について理解を深めた後、色の光学的側面、生理学的側面、感性的側面、産業的側面等を広範な領域にわたって学際的な講義を展開していきます。具体的には、表色系から日常生活における色の諸相(デザイン、インテリア、ファッション、映像など)まで、基礎的および実践的に理解・習得することを目的とします。

行動・科学領域

認知行動療法論(心理学的支援法)

認知再構成法やスキーマ療法、マインドフルネス認知行動療法、アクセプタンスおよびコミットメント・セラピーなどの学習を通して認知行動療法の人間理解の視点について学習します。本講義では、認知行動療法の視点から、人間の認知、行動、社会との関係について説明できるようになること、さまざまな認知行動療法の技法の特性、認知行動療法の実証的な成果について説明することができるようになることを目的とします。

知覚・認知領域

認知・行動特殊講義

認知・行動の分野は幅広い研究領域を有し目まぐるしく発展しており、多種多様な先端的な研究テーマが存在しています。本講義は、認知・行動コースの専門領域の中から、講義担当者が自分の専門領域にかかわる研究について最新の研究内容を含めて紹介するものです。学生は3年次前期までの認知・行動コースでの専門科目の学びをふまえて、この領域での最新テーマを学ぶことができ、授業を通じて自らの専門性をより深めることが可能となります。原則として年ごとに担当教員は変わるため、幅広い授業内容を展開します。

基礎ユニット

発達心理学概論(発達心理学)

発達心理学の概要とその方法論を理解し、発達・支援コースの学びの見通しをつけるための概説を行う科目です。発達心理学の歴史と方法、理論に関する基礎知識を習得し、出生前から老年期まで生涯にわたって発達し続ける人間の諸機能(身体、認知、社会性など)について学びます。同時に、臨床心理学、教育心理学など発達心理学との接点を持つ分野との関連について理解を深めます。本講義を通じて、発達心理学の内容のみならず、研究法や研究倫理についても理解し、2年次時以降の研究に役立てることができます。

発達・支援領域

乳幼児心理学

個体発生的に初期の段階にある乳幼児の行動発達について学ぶことを通じて、ヒトが長い進化の過程で獲得してきた身体的特徴や行動様式とその意味について考えながら、物理的・社会的環境との相互作用の下で子どもが成長・発達するプロセスとそれに関連する諸要因について理解を深めます。また、霊長類をはじめとする哺乳類や鳥類の生態などを手がかりとして人間の行動の系統発生的な起源を探りつつ、人間を総合的に理解することを目的とします。

発達・支援領域

青年心理学

青年心理学(成人生成期を含む)における概念や方法論、発達の諸側面(例:自己意識、時間的展望、社会的態度)、発達を規定する文脈の影響(例:家族、友人、恋愛、職場)について解説します。さらに青年期の発達をめぐる問題として、障害や病理など(例:不登校、家庭内暴力、発達障害、非行・犯罪)についても取り上げます。青年期の心理的諸問題を分析するための基礎的な能力を身につけるとともに、発達的支援のあり方についても理解を深めます。

発達・支援領域

教育・学校心理学

自ら学ぶ児童・生徒の発達上の諸相をふまえたうえで、1) 児童・生徒における「学習者の論理」、2) 学力の発達と支援、3) 子ども学習を支える教育環境、4) 自己学習力の発達と不適応、を学ぶことを目標としています。この講義の最終目標は、上記の知識を得るとともに、これをふまえて、自ら学ぶ児童・生徒の支援ニーズに応え、実際の教育的支援に応用できるような知識を得ることです。

発達・支援領域

児童心理学

児童の心理および行動発達(認知、言語、記憶など)を学びます。発達の基本的な原理、方法論、古典的な理論はもちろん、新しい理論や最新の研究について知ることによって、児童期の人間発達に対する理解を深めます。また、現代社会において子どもが関わる事件や諸問題に関する研究知見を通して、児童心理学と司法など、他領域への展開について知ります。この講義を通じて、児童の心理発達に関する知識を獲得するとともに、子どもとの関わり方や自らの子ども観・発達観についての理論的基盤を形成することができます。

発達・支援領域

中高年心理学

本講義では、生涯発達の中での成人期以降の諸問題を検討します。中年期以降は、認知機能の諸側面のうち特に流動性知能においては、青年期と比較して低下がみられます。一方で、知恵に代表される結晶性知能の側面は機能の上昇が期待されます。このように中高年期は精神機能の複雑な変化が予想され、さらに生活環境面においては、子離れ、仕事からのリタイヤなどのライフイベントを数多く経験する時期です。このような中高年期における発達過程の概要とその理論を習得することがこの講義の最終目標です。

発達・支援領域

進化心理学

人間の心や行動をめぐる問題について、進化論、適応論の観点からとらえます。霊長類の特徴や人間の進化の歴史について講義しますが、とくに人間の心の進化的起源に実証的に迫る上で注目される「比較認知科学」からの立場を中心に検討します。適宜、チンパンジーを対象にした野外研究や実験研究に関する貴重な映像資料なども取り扱います。本講義を通して、進化心理学の基礎的知識を習得するとともに、人間と動物のつながりや人間観についての理解を深めます。

発達・支援領域

発達臨床心理学

子どもの健全な発達を阻害する要因は、親子などの家族関係に起因することがよくあります。その点を踏まえて、乳幼児期、児童期、思春期、青年期の発達過程で生じる、子どもの心理臨床的諸問題の理解と援助について、離婚など夫婦の紛争が及ぼす子どもの心の傷、児童虐待における子どもと親への福祉・臨床的アプローチ、発達障害と二次障害についての理解と対応、非行と現在型いじめにおける加害児へのアプローチについて家族臨床の観点を踏まえて講義します。

発達・支援領域

言語発達論

本講義は、ことばの獲得過程と言語機能の形成過程を検討する科目です。新生児が産声をあげて以来、様々なプロセスを経て、ヒトはことばを獲得します。この講義ではまずその過程をたんねんにたどってゆきます。さらに、ヒトはことば獲得することによって、様々な機能を獲得します。ことばはコミュケーションの道具のみならず、思考の道具として、自分自身の行動をコントロールする道具ともなります。この講義の最終目標は、ヒトの最大の特徴である、ことばの獲得が人間の精神機能に与える影響を検討することです。

文化・共生領域

ジェンダー心理学

ジェンダー・アイデンティティや、ジェンダーに関する認知的バイアス、セクシュアリティとジェンダー、家族やメディアによる発達的影響等、個人の生き方や社会の諸事象におけるジェンダーをめぐる問題に対して、心理学のアプローチから解説します。多方向からジェンダー心理学に関する理解を深めるとともに、問題解決につながる主体的、実践的能力を身につけてゆきます。

社会・共生領域

家族療法論(心理学的支援法)

家族療法の基礎を学ぶことで、家族をひとつの有機体として捉えた家族への援助のための理解と方法を習得することを目指します。家族の構造、機能、発達の3つの属性について、家族システム論による家族理解を踏まえたうえで、それぞれの観点からのアプローチを具体的に学びます。さらに、離婚、虐待、非行などの家族の問題と家族関係に密接に関連した子どもの問題行動の解決のため方法について、家族面接法、GENOGRAM法、家族描画法、などによって習得します。

キャリア・組織領域

キャリア形成論

キャリア発達にかかわる諸理論や実証的知見をふまえ、その形成過程をたどります。さらに、キャリア発達におけるアイデンティティやジェンダー・ギャップの問題、親子関係、友人関係、キャリア教育等との関連についても解説します。本講義を通して、生涯発達的視座からキャリア形成と支援のあり方について理解を深めるとともに、自らのキャリアプランについても積極的に探究する姿勢を身につけます。

発達・支援領域

学校カウンセリング論(心理学的支援法)

不登校の発生数の増加、いじめを原因とする自殺問題、児童・生徒の暴力問題、など今、学校現場では深刻な問題が起きています。学校カウンセリングとは、そうした学校に関わるさまざまな問題や児童・生徒の指導に携わる教師のための支援について、カウンセリングやセラピーの手法をもとに援助をすることをいいます。本講義では、学校におけるカウンセリングの特質、アプローチの方法の基礎的知識を解説したうえで、学校カウンセラーの具体的活動をもとに実践に向けた理解を深めます。

発達・支援領域

発達・支援特殊講義

本講義は、発達心理学領域の様々なトピックスを扱います。発達心理学は広い分野を網羅していて、知的機能の形成過程を扱う分野もあれば、感情や情緒の発達を扱う分野もあります。また発達の諸過程で経験する、様々な心理学的諸問題への支援をも対象としています。このように広範囲にわたる発達心理学を専門にする教員が各自の研究テーマに即して、その内容を解説します。発達心理学のトピックスから、その最新の知見を習得することがこの講義の最終目標です。

基礎ユニット

社会心理学概論(社会・集団・家族心理学)

総合心理学部に入学直後の1年生に社会心理学の概説を行います。社会心理学とは何かについて、社会心理学の歴史や社会心理学で扱われている幅広いテーマー-自己、態度、対人行動、コミュニケーション、集団、コミュニティ、組織を通して、社会心理学の全体像について学ぶことができます。また、社会心理学と実社会の接点について基礎的な知識も学ぶことが出来ます。

発達・支援領域

福祉心理学

福祉現場において生じる問題及びその背景、心理社会的課題、障害児者の支援、虐待や認知症の支援について理解する科目です。授業では、社会福祉の歴史や理念、法制度といった知識を身に付けながら、福祉現場における基本的な活動や倫理、心理学的支援について学びます。福祉現場における多様な課題を取り扱うことで、現代社会を構成する市民のひとりとして社会福祉の意義と課題について理解し、心理学的な役割を学びます。

社会・共生領域

コミュニティ心理学

人間を単体ではなく、地域との関係性=コミュニティの中に位置づけて理解するための理論や方法を学ぶ科目です。コミュニティ心理学とは何かということだけでなく、高齢化社会における良い加齢の在り方、障がいを抱える人のより良い生活の作り方、被災した人とその地域のための支援といった、様々な人の困難な状況をコミュニティの問題として捉えなおす方法をもって問題解決方策を探り、学ぶことが出来ます。

社会・共生領域

臨床社会心理学

問題を抱える個人への治療から、集団やコミュニティを通してのケアへと方法を広げつつある臨床心理学について学べる科目です。授業では、ストレス、対人不安、抑うつと自殺、災害・暴力とトラウマ、暴力・紛争と平和といった関心と社会状況の関係について学びます。また、グループワークやソーシャルサポートに関する基礎知識も学び、他者と共に生きる社会の一人として、実社会のなかで起こりうる障害・病いについて学び深めることができます。

文化・共生領域

メディア心理学

メディア(情報のさまざまな媒体)が私達の社会そして個人に与える影響について学ぶことができる科目です。インターネットの普及による、ネット依存や、インターネットのもつ双方向性の心理的効果など、デジタルメディアに関する諸問題も扱います。メディアが私達に与えている影響に気付くと共に、日常的にメディアの影響について考える習慣を身につけることができます。

社会・共生領域

司法・犯罪心理学

法の持つ人間的・心理学的問題について理解し、検討することを目的とします。また、心理学を社会に応用・展開する方向性の一つとして司法の場について理解するための科目です。法と心理学の射程は司法全体に広がりますが、基本はこれまでの法と心理学領域で盛んに研究されてきた刑事司法の諸問題―目撃証言や虚偽自白による冤罪、取調べの可視化の問題、被害者・加害者臨床、裁判員裁判等に焦点を当てながら、それに対する心理学研究の位置づけと可能な貢献について取り上げます。また今後の展開として民事事件上の諸問題についても取り上げます。

社会・共生領域

実験社会心理学

社会心理学は、心理学的社会心理学と社会学的社会心理学という区別があります。その内の前者の大きな特徴である心理学実験を中心に人間の社会的適応について概説します。ここでの「社会」とは「他者」のことです。実験社会心理学では、眼の前にいるもしくは想像している他者がもたらたす心理の働きについて、創造的な工夫をした実験を行ってきました。「自己と他者を知る」ことや「自己の正当化」といった心の働きについて説明します。

社会・共生領域

感情・人格心理学

「わける」という行為を通して人は「わかる」ことが出来ます。パーソナリティ心理学(人格または性格心理学)は、心の働きの「個人差」に注目してきた研究領域で、本講義では心理学における「個人」の捉え方を学ぶことが出来ます。また今日では「社会の中の個」という視点から社会心理学との関係も強くなっています。個人を捉えるうえで、人が置かれている状況(社会)と個人との相互作用という視点から人の心の働きを学ぶことが出来ます。

文化・共生領域

文化心理学

文化的存在としての人間の心理について学ぶことが出来ます。文化心理学とは何かについて、古くは民族心理学に始まる心理学における文化の扱いの歴史、そして世界の様々な文化の比較を行ってきた比較文化心理学のさまざまな研究の紹介、さらに文化が歴史と共に変遷し、その文化のなかで個人の行動を促したり・留めたりする情報・記号として文化を捉える新しい文化心理学論について学ぶことが出来ます。

社会・共生領域

健康・医療心理学

身体・心そして社会的に健康な状態について心理学の観点から学ぶ科目です。授業では、人の発達や認知・行動に関する心理学の基礎理論を用いながら、心理病理、健康心理の測定法、疾病と生活習慣・健康行動、健康心理カウンセリング、生涯における健康教育を学びます。さらに予防行動を含めた心と体の健康維持について、幸福感やいきがいや充実感などポジティブ心理学との接点を理解し、健康的なライフについて考えることをめざします。

社会・共生領域

ナラティブ療法論(心理学的支援法)

実践的な知識を得るための基本的な視点を学ぶ科目です。心理学におけるナラティヴ(語り)とは、プロットを通じて複数の出来事が連なり、体験の意味を伝える言語形式を意味します。つまりナラティヴは、心理社会的支援を行う場合の多様なニーズを理解し対応する方法を提供するものです。トラウマ、うつ、ひきこもり、発達障害等の臨床事例に基づいて、臨床ナラティヴアプローチの基本を概説します。

社会・共生領域

コミュニケーション心理学

対人コミュニケーションに関する諸問題について学ぶ科目です。自己認識や文化など、対人コミュニケーションに影響を及ぼす諸問題を扱います。さらに、応用として、対人コミュニケーションを円滑に進めるための技法も学びます。人とのコミュニケーションな中で私達が無意識に受けている影響に気づくとともにスキルアップも目指します。

社会・共生領域

芸術療法論(心理学的支援法)

心理療法のなかでも芸術療法(表現療法)について各技法、理論そして歴史について学ぶ講義形式の科目です。また実際の支援のなかでクライエントの表現がどのように治療に結びつくかについて、事例をもとに考察する機会も設けます。

社会・共生領域

社会・共生特殊講義

社会心理学領域の様々なトピックスを講義する科目です。社会心理学の対象は幅広く、例えば、自己の機能(私的自己と公的自己)から、グローバリゼーション時代のアイデンティティ形成など、自己に関する問題、また、社会の中で経験する人間関係や規範の影響、さらに、大災害などの後のPTSD等の対象も含まれます。広範囲に渡る社会心理学を専門にする研究者が、各自の研究テーマに即して、その内容を解説します。

基礎ユニット

心理学概論

心理学の諸分野における重要な概念、および基礎的事項・重要事項について広く学習し、心理学の全体像を理解することを目的とします。まず、「心理学とは何か」といった本質的な問題について、他の諸科学との比較や心理学の成り立ちを通して解説を行います。それに続いて、生理、知覚、認知、社会、発達、パーソナリティ、教育、臨床、統計などの主要テーマの学びを通して、心理学の全体像が理解できるような講義を展開します。

基礎ユニット

総合心理学入門

認知・行動コース、発達・援助コース、社会・共生コースのそれぞれの専門科目を担当する教員がリレー形式で講義を行います。講義では、各コースで展開される心理学領域についての概要が示されると同時に各教員から具体的な研究についても講義が行われ、さらに各コースの心理学がどのように社会と接点を持つのかが具体的に説明されます。総合心理学部の特色に関する受講生の理解を深め、また本学部での学習と研究に展望を持つことができます。

共通専門科目

心理学統計法

心理学の研究に欠かすことのできない統計学の基本について、表計算ソフトあるいは統計ソフトを用いたデータの分析を行いながら、心理統計の理論的な背景を理解することを目指します。記述統計の分野からデータの分類、代表値、散布度、分布と確率、相関等について学び、推測統計の分野から推定と検定の基礎を学習します。この授業を通じて、文献の統計的な記述を理解できるようになり、自ら収集したデータの分析ができるようになることを目指します。

基礎ユニット

心理学史

総合心理学部の1年次から、心理学の学びを展開する上で、これまでの心理学全体の歩みの概要を理解し、今後の各自の研究の位置づけ、展開の方向性について理解する科目です。心理学史では、近代、ヴントによるドイツ・ライプツィヒ大での実験心理学成立までの背景として、心・精神への哲学・医学・生理学・生物学そして科学の発展とその寄与について扱います。さらに近代実験心理学成立以降から現代の心理学各領域―ゲシュタルト・行動主義・精神分析、認知心理学、発達心理学、社会心理学への展開について概説します。

基礎ユニット

臨床心理学概論

臨床心理学が依拠する理論のうち代表的なものを取りあげ紹介します。また、代表的な理論との関連を踏まえつつ、臨床心理学の実践としての心理療法の諸技法について、それらの特徴や適用事例を紹介しつつ概説を行います。これらの講義を通して、心理療法がどのように展開していくかについて具体例を踏まえながら解説を行い考察を深めつつ、その全体像が掴めるようになることを目的とします。

基礎ユニット

精神疾患とその治療追加

対人援助専門職資格取得を目指す学生、および認知心理学、知覚心理学の研究者を目指す学生に必要な、中枢および末梢神経系、感覚・知覚神経系等を中心とした生理学について学びます。人体生理学の基礎、中枢神経系の生理、末梢運動神経系の生理、感覚・知覚神経系の生理、自律神経系の生理。関連する重要な疾病や障害における臨床病態生理など。

基礎ユニット

心理学史

総合心理学部の1年次から、心理学の学びを展開する上で、これまでの心理学全体の歩みの概要を理解し、今後の各自の研究の位置づけ、展開の方向性について理解する科目です。心理学史では、近代、ヴントによるドイツ・ライプツィヒ大での実験心理学成立までの背景として、心・精神への哲学・医学・生理学・生物学そして科学の発展とその寄与について扱います。さらに近代実験心理学成立以降から現代の心理学各領域―ゲシュタルト・行動主義・精神分析、認知心理学、発達心理学、社会心理学への展開について概説します。

基礎ユニット

心理学研究法

心理学における研究法について実験的方法、質問紙法(心理テストを含む)、質的研究法(面接法と観察法)を学びます。
実験的方法では、実験計画の基本的な考え方である統制群と実験群の比較について基礎的な解説を行い、また、準実験と呼ばれる応用的な研究方法や1事例の実験計画法についても取り扱います。実験計画の基本概念を学習することによって、研究に存在する問題点を発見し、適切な研究計画を立案することが可能になります。
質問紙法では、調査票の作成、分析に応じた統計処理の選択、心理尺度の構成等、質問紙法の基本的知識、実施する際の具体的な手順を習得します。本授業を通して、調査対象者に対する研究者のあり方についても理解を深めます。
質的研究法では、フィールドワークに関する理論的な学びを進めたうえで、課題の実践と報告・共有を通し、調査プロセスを体験しつつ、方法-分析-結果-考察という心理学研究のまとめ方の定型を理解します。並行して、研究倫理に関する知識を得ます。面接法と観察法の修得を通じて、各フィールドに生起する現象理解を深め、社会を多面的に捉えるものの見方を育てることをめざします。

基礎ユニット

医学総論(人体の構造と機能及び疾病)

対人援助専門職資格取得を目指す学生に必要な、現代の医学/医療に関する最新の知識と考え方を身につけます。医学/医療の歴史、対人援助としての医療実践とそれを支える理論としての医学、医療実践の基盤としての実証的アプローチ(EBM)、物語と対話を基礎とするアプローチ(NBM)、多職種協働による包括的チーム医療の実践論、総合医療と緩和医療における心理臨床の意義、医療と心理臨床における倫理など。医学/医療の対人援助実践の基礎となる考え方を理解し説明できること。医療に参加する専門職の一員として、多職種協働チームアプローチを実践できる基本的態度を身につけることを目標とします。

行動・科学領域

心理的アセスメント

本科目は、広い人間理解を基盤にして専門的な知識と技術を体系的に学ぶという本学の臨床分野の教育の基礎となる講義です。心理アセスメントが、どのような人間理解に基づいて開発されてきたのかを知り、人間理解の一つの手段として心理アセスメントの理論と技術を学習します。①心理アセスメントがどのような人間理解に基づいて開発されているのかを知ること、②投影法、質問紙法、行動観察などのアセスメント技術を実習を通して獲得すること、③心理アセスメントの利点と課題について説明できるようになること、④心理的アセスメントの倫理的な問題について説明することができることを目標とします。

共通専門科目

心理学研究法Ⅱ

心理学の研究法の中でも特に質問紙法(心理テストを含む)を中心に取り上げます。調査票の作成、分析に応じた統計処理の選択、心理尺度の構成等、質問紙法に関する基本的知識を習得し、続いて、実際に調査を実施する際の具体的な手順を習得します。授業では、適宜参考となる学術論文を取り上げるとともに、卒業論文の執筆過程と関連づけながら解説します。心理テストについては実習も取り入れて実践的な学びを展開します。また本授業を通して、調査対象者に対する研究者のあり方についても理解を深めます。

共通専門科目

心理学研究法Ⅲ

質的研究法(面接法と観察法)を協働的に学ぶ科目です。授業では、フィールドワークに関する理論的な学びを進めたうえで、課題の実践と報告・共有を通し、調査プロセスを体験しつつ、方法-分析-結果-考察という心理学研究のまとめ方の定型を理解します。それと並行して、研究倫理に関する知識を習得し、さらに特定の分析手法に関する実習を行い、分析技法を身につけていきます。面接法と観察法の修得を通じて、各フィールドに生起する現象理解を深め、社会を多面的に捉えるものの見方を育てることを目指します。

共通専門科目

医学総論

対人援助専門職資格取得を目指す者に必要な、現代の医学/医療に関する最新の知識を身につけます。医学/医療の歴史、対人援助としての医療実践とそれを支える理論としての医学、医療実践の基盤としての実証的アプローチ(EBM)、物語と対話を基礎とするアプローチ(NBM)、多職種協働による包括的チーム医療の実践論、総合医療と緩和医療における心理臨床の意義、医療と心理臨床における倫理を理解します。また、医療に参加する専門職の一員として多職種協働チームアプローチを実践できる基本的態度を身につけます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅰ

総合心理学専攻の3つのユニット科目と関連する領域からテーマを選び、各テーマを担当する教員とともに、グループもしくは個人で研究を行います。受講生は、研究計画の立案や研究方法の検討および研究結果の整理などを経験することで心理学および関連する領域で行われている研究を体験的に学習します。また、研究内容に関する発表と討論を経験し、研究成果をレポートとしてまとめることで、テーマに関する理解と問題意識を深めることができます。

共通専門科目

心理学データ解析法

心理学研究のデータ解析において必要とされる様々な知識、技術について解説するとともに、これらを実践的に運用するための実習を行います。すなわち、「データ」とは何かの理解から、データ処理の基本的なとらえ方、データ収集の手法、データのまとめや統計処理の手続き、解析結果の解釈・報告などについて体験しながら学び、理解を深めます。統計処理の学習には、心理学調査の分析でよく用いられる多変量解析(例:確認的因子分析、構造方程式モデリング)も含まれます。

共通専門科目

心理学のための生理学

対人援助専門職資格取得を目指す学生、および認知心理学、知覚心理学の研究者を目指す学生に必要な、中枢および末梢神経系、感覚・知覚神経系等を中心とした生理学について学ぶ講義です。人体生理学の基礎、中枢神経系の生理、末梢運動神経系の生理、感覚・知覚神経系の生理、自律神経系の生理について概説し、関連する重要な疾病や障害における臨床病態生理を理解していきます。これらを通して、対人援助に必要とされる主な疾病や障害に関連した生理学的知識と病態生理を理解することも可能と目標とします。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅱ

プロジェクト研究Ⅰと基本的に同様であり、総合心理学専攻の3 つのユニット科目と関連する領域からテーマを選び、各テーマを担当する教員とともに、グループもしくは個人で研究を行います。プロジェクト研究Ⅱでは、受講生がより積極的に、研究計画の立案や研究方法の検討および研究結果の整理などでかかわることが求められます。受講生が研究活動を体験し、研究成果をレポートとしてまとめることを通して、テーマに関する理解を深め、受講生自身が新たな研究を検討できるようになることを目指します。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅲ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、研究の学術的背景、研究の目的、研究倫理について学びます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅳ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、研究方法について学び、データの収集を体験的に学びます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅴ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、データの収集とその分析方法について学びます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅵ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、データの分析を体験的に学び、データ分析の結果を表現する方法を学びます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅶ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、データを解釈し、社会に向けて公表していく方法を学びます。

プロジェクト研究ユニット

プロジェクト研究Ⅷ

教員の実施する研究プロジェクトに参加し、社会的あるいは学術的な場面で研究を公表します。

基礎ユニット

公認心理師の職責

この科目に含まれる事項は以下の8つです。①公認心理師の役割 ②公認心理師の法的義務及び倫理 ③心理に関する支援を要する者等の安全の確保 ④情報の適切な取扱い ⑤保健医療・福祉・教育・司法・犯罪・産業労働5分野における公認心理師の具体的業務 ⑥自己課題発見・解決能力 ⑦生涯学習への準備 ⑧多職種支援と地域支援です。これらすべての事項を習得し、説明できるようにしなければなりません。心理的問題が多様化複雑化している現代において、優れた公認心理師が育つことが大いに期待されています。国民の心の健康の保持・増進に寄与できる専門家を目指すための必須の内容について概説します。

基礎ユニット

関係行政論

本講義は、公認心理師カリキュラムの一貫であるため、養成カリキュラムの科目群に相応しい①保健医療分野に関係する制度 ②福祉分野に関係する制度 ③教育分野に関係する制度 ④司法・犯罪分野に関係する制度 ⑤産業・労働分野に関係する制度の関係行政の知識体系論を講じます。

文化・共生領域

現代人間論

「現代人間論」は、人間の理解の多様性と総合的理解への予備知識を講義します。社会心理学、システム理論、経済学、社会学などの分野の人間観を概観し、人間行動への状況の影響、機械論と目的論、無意識と自由意志、感情と理性、戦略的思考と選択、コミュニケーションと世論形成などの論点や観点から比較します。この講義は、人間観の多様性とその差異に関心をもち、それぞれの特徴を理解できることが到達目標です。

文化・共生領域

人間観の探求

「人間観の探求」は、哲学・思想分野を基盤とする、総合人間理解科目群の導入的な科目です。哲学・思想分野における人間の理解に関連する予備知識を講義します。「人間とは何か」という問いは哲学的思索の根本問題の一つです。この講義では、哲学史における人間観の変遷を踏まえ、「人間の真の豊かさとは何か」など現代における「人間」をめぐる公共的問題なども取り上げます。この講義は、哲学・思想分野における基礎知識の修得と、諸問題の現実的な内容を理解する力の修得を到達目標とします。

文化・共生領域

政治と人間

政治思想分野を基盤とする展開的な科目で、広い意味での政治を人間のあり方の問題として考察します。権力、制度、思想といった政治についての入門的な事項をふまえて、例えば、正義とは何か、平等とは何か、格差はどこまで許容されるか、といった公共的生活のあり方についての現代的論点も取り上げます。この講義の到達目標は、政治思想分野における人間理解をめぐる基礎知識を修得し、公共的問題を人間に関わることとして論理的に考える力を修得することです。

キャリア・組織領域

経済と人間

経済学分野の展開的な科目で、経済現象を人間のあり方の問題として考察します。生産、流通、消費についての基本的な事項を踏まえ、市場経済を分析するゲーム理論を人間行動の分析という面から取り上げます。ゲーム理論では、ある主体の行動が他の主体の行動に依存する場合に生じる、競争、衝突、協力などの関係を分析します。この講義の到達目標は、経済学分野における基礎知識の修得と、経済的事象を人間に関わることとして論理的に考える力を修得することです。

文化・共生領域

家族と人間

社会学・人類学系の知識領域を扱う科目です。人間発達、人格形成、家族心理、人間進化、臨床心理等の諸領域と密接不可分なものとして存在し、人間にとっての基底的存在である家族の歴史、様態、構造についての基礎的事項を対象とします。人間と社会にとって家族のもつ基本的機能を理解し、それがどのように変貌を遂げてきたのか、発達、行動、社会の心理とどのように関わりをもって存在しているのか、基礎知識を習得します。

キャリア・組織領域

組織と人間

経営学分野の科目で、企業などの「組織」を人間のあり方の問題として考察します。組織と個人の目的は深く結びついており、絶えず調整すべき課題が生まれるので、組織という状況の下での人間行動について深い理解が求められます。そこで、この講義ではパーソナリティ、意思決定、就業意識、モチベーションなどを人間の理解という点から取り上げます。この分野の基礎知識と、組織現象を人間に関わることとして論理的に考える力を修得することが到達目標です。

総合人間理解科目

現代家族論

社会学・人類学を中心に総合的に取り組まれている家族研究をもとに講じる科目です。現代社会の諸課題、特に少子高齢化と家族の多様化を基軸にして推移する現代家族の動態についての基礎的理解を目指します。家族をめぐる社会制度、家族関係の深層、家族生活の諸相、家族心理の形成過程、家族問題としての臨床課題等を扱い、心理学と相関させて家族の役割や機能を分析する応用的な力を修得し、家族問題という様相を呈する現代社会の動向を理解することを到達目標とします。

キャリア・組織領域

組織行動論(産業・組織心理学)

経営学分野の科目で、総合人間理解科目群における「組織と人間」の発展科目です。企業など「組織」における行動を心理学と関連づけて分析します。パーソナリティ、動機づけ、コンピテンシー、成果と評価、採用、リーダーシップとフォロワーシップ、コンフリクトと交渉、キャリア形成、職務満足と組織コミットメントなどを心理学の研究を参照して取り上げます。この講義の到達目標は、この分野の基礎知識を応用し、組織の中での行動を心理学と関係づけて分析する力を修得することです。

キャリア・組織領域

行動経済論

総合人間理解科目群における「経済と人間」の発展科目です。経済行動を心理学的知見と関連づけて分析します。経済学に心理学の知見を取り入れ、人間についての考え方を大きく変えつつある新しい分野です。従来の経済学やゲームの理論は「合理的経済人」を想定していましたが、行動経済学は心理学にもとづいてより現実に近い人間のモデルを想定しています。この講義の到達目標は、この分野における基礎知識を応用し、経済行動を心理学と関係づけて分析する力を修得することです。

総合人間理解科目

総合人間理解特殊講義

人間理解にとって不可欠な問題現象に焦点を当てています。総合心理学部での学習と相関させ、とりわけ現代社会における人間形成や人間関係にかかわる事項へと心理諸学の知識を応用できるような関心を喚起します。扱う対象は、不登校・ひきこもり、自殺、いじめ、家庭内暴力・対人暴力、薬物依存等の嗜癖行動、虐待問題、貧困と格差の精神病理、社会的差別等、具体的な社会病理や逸脱行動です。「社会問題の臨床人間学」として総合的に分析できる力を身につけます。

英語アドバンスドユニット

専門英語(心理学)Ⅰ

専門英語(心理学)I および II では、様々な心理学分野の、英語で書かれた学術論文に出来るだけ多く触れることを通して、専門分野の語彙や表現を学んだり、学術論文の要点のつかみ方や要約の仕方を習得することを目指します。まず、英語P1〜P4で学ぶパラグラフ・リーディングのスキルを復習することを通して学術論文を読んで理解するにあたって重要なポイントを意識化します。それを踏まえて各受講生は指定された学術論文の要旨をまとめて日本語で発表し、その内容に関して他の受講生と意見交換を行います。

英語アドバンスドユニット

専門英語(心理学)Ⅱ

将来、心理学分野で大学院進学や英語圏の国の大学に留学を考えている学生を(主たる)対象とし、当該分野の文献を読みこなし、その要旨をまとめて英語で分かりやすく発表できる力を身につけることを目的とします。具体的には、受講生各自が興味を持っているテーマを扱っている論文を選び、それに関連した文献にも言及しつつ要旨をまとめ、英語で発表する練習を行います。さらにはその論文の内容に関して他の受講生と英語でディスカッションをし、研究内容への理解の深化と英語コミュニケーション能力の向上を図ります。

実験・実習ユニット

心理学実験I

実験法は心理学の中で最も重要な研究法の一つであり、心理学の理解のためには基礎的な実験法を習得しておくことが必要です。また実証データに基づくレポート(論文)の書き方には決まりごとがあり、ルールの習得が求められます。この科目では、基礎的な実験の実習を3テーマ行い、レポートを作成することを通して、基礎的な実験法の習得とレポート作成の技能を獲得することを目指します。アクティブラーニングの一つ目の柱である実験・実習系科目において重要な科目となります。

実験・実習ユニット

心理学実験II

1年次後期での基礎実験実習Iに続き、2年次前期で開講する実験実習科目です。4つの実験テーマを用意しています。受講生は、すべてのテーマについて実験を実施し、データを収集・分析し、報告書を作成するという一連の流れを経験します。その過程で、心理学における実験の手法と基礎的概念、ルールに従って心理学のレポートを書くこと、実証データに基づいて考察をおこなうことを学習します。アクティブラーニングの一つ目の柱である実験・実習系科目において重要な科目です。

実験・実習ユニット

心理アセスメント実習Ⅰ

広い人間理解を基盤にして専門的な知識と技術を体系的に学ぶという、本学の臨床分野の教育の基礎となる科目です。心理アセスメントがどのような人間理解に基づいて開発されてきたのかを知り、人を理解するための一つの手段として、心理アセスメントの理論と技術を学習します。①心理アセスメントがいかなる人間理解に基づき開発されているかを理解すること、②投影法、質問紙法、行動観察などのアセスメント技術を、実習を通して獲得すること、③心理アセスメントの利点と課題について説明できることを目標とします。

実験・実習ユニット

心理アセスメント実習Ⅱ

人を理解するうえでの一つの手段として重要な心理アセスメントについて、心理アセスメント実習Ⅰで学び得た理解をもとに、より専門的なアセスメントの理論と技術について学習します。①診断的アセスメントと機能的アセスメントの目的と方法の違いについて説明できるようになること、②診断的アセスメントと機能的アセスメントに必要な技術を、実習を通して習得すること、③心理アセスメントと倫理的な課題について説明することができるようになることを目的とします。

実験・実習ユニット

臨床・実践演習(心理演習)

臨床・実践演習(心理演習)は、具体的な臨床・実践技術を学びます。臨床・実践場面で用いられる技術を模擬場面を用いて、体験的に学習します。①インテーク面接、アセスメント、ケースフォーミュレーション、カウンセリングの基礎的な技法を学習することを目的とします。加えて、②倫理規範に則った面接の仕方を習得します。

実験・実習ユニット

臨床・実践フィールドワーク(心理実習)

臨床・実践フィールドワーク(心理実習)は、広い人間理解を基盤にして専門的な知識と技術を体系的に学ぶという本学の臨床分野の教育方針に基づいて、対人援助の領域で活躍する人との対話を通して、臨床実践の在り方や自身の課題に注目する学習を行います。本講義では、①臨床実践がどのように実施されているかを知り、②臨床実践に必要な知識と技術を知り、③自身の臨床実践への適性を検討することを目的とします。

演習・卒業研究ユニット

基礎演習Ⅰ

1年次前期に取り組むProject Based Learning型の科目です。大学での学びへの移行支援をはじめキャリア形成を組み込み、3年後に執筆する卒業研究を見据えて構成しています。研究の入門的・基礎的な内容を協働的に学びます。メンバー同士の関心事の共有とそこからの問題発見、問題解決のための研究目的・仮説・リサーチクエスチョンの設定、研究方法の選択、調査や実験などによるデータ収集、データ分析を介した結果のまとめ、考察、成果の発信まで、研究の一連の過程を体験的に学びます。

演習・卒業研究ユニット

基礎演習Ⅱ

Project Based Learningを基盤にジクソー学習の手法を用います。あるトピックをグループで共有したうえで、サブトピックの担当別に分かれて調べ学習を行い、相互報告を通して深めたサブトピックに関する学びを元のグループに持ち帰り、メンバー同士で報告・確認しつつトピックの理解を深めるという一連のしかけにより学びます。

演習・卒業研究ユニット

展開演習Ⅰ

3年次以降の専門演習、ひいては卒業論文のテーマ選択を見据え、自分自身の関心を研究に結びつけるいくつかの学びのかたちを経験します。Project Based Learning型科目として、協働学習の形態により実施します。さまざまな経験や情報を整理することで人への関心と理解を深め、問題を発見し、研究課題とするまでを一連の活動として理解していきます。行動観察のデータを整理して観察の焦点を絞ること、面接を実施して結果を共有すること、質問紙を作成することなどに取り組みます。

演習・卒業研究ユニット

展開演習Ⅱ

3年次以降の専門演習、卒業論文のテーマ選択を見据え、論文の検索と講読を協働的な学習の形態で実施します。3コース(「認知・行動」、「発達・支援」、「社会・共生」)のトピックに関する論文を自ら検索して持ち寄り、グループ内で相互に紹介し批判しあうビブリオバトルの手法を用いて協働学習を行うことで、多様な知識を共有し、自らの関心を広げ、深めます。先人の積み重ねた知見に基づいて新たな発見をするために、専門領域の論文を読む力を習得していきます。

演習・卒業研究ユニット

専門演習Ⅰ

1、2年次で身につけた心理学の専門知識を踏まえて、自分の研究テーマを絞り込んでいくための準備を行います。対象領域を限定しすぎず、知識を深めるための専門性の高い文献を読みながら、研究の対象と方法に対する理解を深めます。また、プレゼンテーションを通した吟味と議論を通して、問題点について考えを深めていきます。さらに、教員の個別指導を受けながら、実際に実験、観察、調査、フィールドワークなどを実践して、そのノウハウを学習し、スキルを養います。

演習・卒業研究ユニット

専門演習Ⅱ

自分自身が研究したいテーマをより明確化し、具体的な研究のかたちに落とし込んでいくための作業を行います。そのために、まず、関連論文を熟読して、批判的に検討する姿勢を養います。それには、批判的・論理的思考能力、問題発見能力、問題解決能力などといった基礎的な研究遂行能力の育成が含まれています。そのうえで、プレゼンテーションやクラス内での議論を通して、コミュニケーション能力を養い、その過程で研究テーマを確定していきます。

演習・卒業研究ユニット

専門演習Ⅲ

1年次から3年次までの3年間で習得した心理学の専門知識と技術をいかして、卒業研究に結実する研究を遂行するための実践的スキルと問題解決能力を養います。自分の研究テーマに関連する幅広い論文を精読し、批判的に検討しながら論点を深めていく訓練を行います。また、プレゼンテーションやクラス内での議論において、自分の考えを積極的に主張する活動を通して、コミュニケーション能力をさらに高め、研究テーマを深めていきます。

演習・卒業研究ユニット

専門演習Ⅳ

これまでに習得した心理学の専門知識と技術を卒業研究に結実させるべく、実践的スキルと問題解決能力をさらに高めていきます。実験、観察、調査、フィールドワークなどを着実に実施するために必要な計画能力、実践のなかで体験するさまざまな問題や不測の事態に臨機応変に対処して判断する意思決定能力、指導教員との意思疎通や同僚・後輩との有意義な議論を含む社会的交換のためのコミュニケーション能力など、卒業後に社会で生きていくためにも必要となる基礎的なスキルを、総合的かつ実践的に身につけていきます。

演習・卒業研究ユニット

卒業研究

1年次から積み上げてきた学習成果に基づいて個別的な研究を行います。先行文献、研究計画、調査・実験の実施方法、倫理的問題、データの収集と分析、結果の整理、考察の内容などを指導教員とともに検討し、個別テーマに関する理解を深め、卒業論文にまとめます。卒業論文の作成を通して、資料やデータを整理し論理的な文章を書くための能力を獲得します。また、論文作成の過程や成果を発表する機会を通して、情報や知見、自らの考えを発信する実践的な技能を身につけていきます。

演習・卒業研究ユニット

展開演習

2回生秋学期に開講される小集団で行われる演習科目です。心理学とその近接領域の学問について、担当教員の専門的な指導を受けながら、研究を理解する力、研究を自ら組み立てる力を身につけます。

研究法アドバンスドユニット

心理学統計法Ⅱ

心理学統計法IIでは、心理学統計法1で学んだ記述統計を基礎に、推測統計(確率分布、推定、検定、分散分析)について学びます。

研究法アドバンスドユニット

量的研究法

量的研究法では、複数のサンプルからどのようにデータを収集・数量化し、統計的に分析するかを学ぶ。1回生配当の「心理学研究法」の発展的科目と位置づけられます。具体的には、実験法や調査法に代表されるように、量的な変数を設定・測定し、統計的にその妥当性を検証する方法を学びます。また、母集団を代表する多数のサンプルを用いて、母集団に当てはまるか否かを推定することで、一般的・普遍的法則性を明らかにする、法則定位的アプローチを学びます。

研究法アドバンスドユニット

質的研究法

質的研究法では、比較的少数のサンプルから、言語的・概念的な特徴をもつ質的データをどのように収集し、分析するかを学びます。1回生配当の「心理学研究法」の発展的科目と位置づけられます。具体的には、調査協力者が表現した内容に関して、その意味に焦点を当て分析する方法を学びます。また、状況や場面、文脈を含めた全体性の中で、多面的・多層的に理解することを通して、個別性・特殊性を明らかにする、個性記述的なアプローチを学びます。

研究法アドバンスドユニット

心理調査法概論

心理調査を構成する代表的な研究法である実験と観察、また調査と面接を対比しながら、統計、尺度構成、検査、倫理について統合的に理解することで、心理学研究の基礎と研究やマーケティング等で必要なときに、適切に研究方法を選択できる力を獲得します。

研究法アドバンスドユニット

心理学データ解析法Ⅰ

心理学データ解析法Iは、記述統計、推測統計を基礎にして、回帰分析を中心とした統計手法について学びます。

研究法アドバンスドユニット

心理学データ解析法Ⅱ

心理学データ解析法IIは因子分析および構造方程式モデリングについて学びます。

研究法アドバンスドユニット

心理学統計法特殊講義

心理学統計法特殊講義では、時代に応じた発展的な統計手法について学びます。

特殊講義ユニット

総合心理学特殊講義Ⅰ

認知・行動ユニットに関連する最新のトピックスを取り上げ、そのトピックスの概要、これまでの研究との関連、今後の研究の方向について講義し、議論を行います。

特殊講義ユニット

総合心理学特殊講義Ⅱ

発達・キャリアユニットに関連する最新のトピックスを取り上げ、そのトピックスの概要、これまでの研究との関連、今後の研究の方向について講義し、議論を行います。

特殊講義ユニット

総合心理学特殊講義Ⅲ

社会・文化ユニットに関連する最新のトピックスを取り上げ、そのトピックスの概要、これまでの研究との関連、今後の研究の方向について講義し、議論を行います。

総合心理学部の学び
カリキュラム

心理学の基礎・展開・専門と
幅広い応用力を段階的・系統的に
育成します。

基礎心理学から応用心理学まで、多様な心理学分野をバランスよく学修し、
さらに人文科学や社会科学などの領域も学び、人間を探求する4年間。

1回生から段階的・系統的に専門性を身につけていきます。心理学の知識・スキルだけでなく、
少人数で行う演習やプロジェクト型学習を通じて、問題解決能力やプレゼンテーション能力、
コミュニケーション能力など幅広い応用力を育成します。

※●は必修科目

← 下記の表は左右にスライドできます。 →

カリキュラム表
(2021年度以降入学者カリキュラム)
1回生心理学を
知る
2回生基礎と応用を
学ぶ
3回生知識と実践を
深める
4回生研究を
まとめる

人間を総合的に理解するための基礎的な素養を修得します。人間理解や自己理解、対人関係の基本、多様な心理学の基礎知識を学びます。
応用的な学びに臨む素地を形成します。また、心理学における実験の手法と基礎的概念などを学ぶほか、広い人間理解を基盤にした専門的な知識と技術を体系的に学修します。
心理学の専門科目や隣接する領域の学びを深め、専門的な学力とともに、コミュニケーション能力を養い、幅広い応用力を身につけます。
4年間の学びの集大成として「卒業研究」を実施。論文作成の過程や成果を発表する機会を通して、自身の考えをまとめ、情報を発信する実践的な技術を身につけます。
教養科目 学部の専門教育とは質的に異なる、幅広い分野の知識の修得を目指す科目を多数履修することが出来ます。

卒業要件

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